最終書換日:2005/12/31

花も嵐も、ラーメン物語、その30

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味音痴のラーメン談義です。独断と偏見をお許しください。

NHK横の高級?ラーメン店

 最近は全国からのチェーン店の岡山進出が引きもきりません。こんどは『山頭火』が岡山進出です。山頭火は私の中ではあの自由詩人の名。へたにラーメン屋さんの名に使ってほしくないのですが・・。なんて勝手な反感が先入観にならないように気をつけて食べに行ったのではありましたが・・・。
 JR岡山駅西口に新しく岡山市が開発した高層ビル、市のディジタルミュージアムやNHKなどが入居しています。その一角にオープンした全国的有名店『山頭火』です。周囲の店構えからも高級そうで「こんなところにラーメン店なんだ?」とおもわず引いてしまいます。でも勇を振るって・・。
 中はカウンター席ばかり10席あまりでしょうか。やはり黒を基調にして高級感をかもしだしています。「東京発の九州ラーメン」という私の先入感とちがって、しお、みそ、しょうゆと各種のとりあわせ。どれもベースで750円です。た、高すぎませんか?。  でも、塩を注文。少し小ぶりの鉢に、白濁スープ、ストレートの細めん、きくらげに、おや小梅も乗っています。ちょっともったいなくてゆっくりと食べさせていただきました。けっこう美味しかったですが、やはり気になるのはお値段ですね。近くの奉還町ではもっと安く定食が食べられる場所柄です。これからどうなるのでしょうね?(2005,9)
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新見の老舗店はさすがのお味でした

 新見で有名なラーメン店といえば、まずは『山金』があがります。何度もTVなどで取り上げられました。でも私はそれを見て、新見の町外れにある店と、一人で思い込んでいたのです。ところが行って見ると、市役所などのある新見市新見から北へ1キロあまり、もう一つの新見の中心地高尾の街の真ん中にあったのです。戦前から続く街の食堂が中華そばを始めたのが昭和22年といいますから、もう60年近くの老舗ということになります。
 その名店は街中にひっそりとありました。「名代中華そば山金」という看板とのれん。中は意外に広く、テーブルとカウンター席で30数席、女性が3人くらいでやっておられるようです。
 中華そば普通525円。おやっ、と思うほどの透明で一見薄そうなスープです。でも一口飲んでみると、しっかり味がついていて美味しいです。思わず次々と飲んでしまいました。麺は岡山標準の中細ストレート、少し歯ごたえのあるチャーシュー3枚、シナチクにナルト。地元の人たちに永く愛されてきた「街角懐かし系」のとびきりうまいラーメンがそこにありました。
 そして完食後は何も口に入れたくない幸福感が長く続いたのでした。(2005,9)
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新見市千屋のこってりラーメン

 TVの天気予報で岡山県下の気温を見ていますと、ひときわ低いのが新見市千屋です。夏場はいつも「いいなー」と思わず言ってしまうところです。県南部より4~5度は低いでしょうか。
 その千屋に美味しいラーメン屋さんが出来たというので出かけてみました。  国道180号線を新見から北へおよそ20km、この日も新見の27℃に比べて23℃の涼しさでした。その道に「ラーメン醍醐」という大きな看板が突然に現れます。よく見るとコンテナを改造したお店、カウンター10席ばかりでしょうか。ベースになる「醍醐ラーメン」600円のところには「唐辛子ニンニクと背脂入りしょうゆラーメン」と書いてあります。
 鳳凰の模様が入った黒い鉢に入って出てきたそのラーメン、美味しかったです。ちょっとピリ辛のスープに細めのストレート麺、そしてとろけそうなチャシューはみな美味しかったです。
 おやちょっと香るのは何なんでしょう?。思わず「生姜かな?}とも思ったのですが違うようで、ニンニクを煮込んだ香りか、たっぷり入った背脂の香りなのかもしれません。  ここも若い元気そうな娘さんがやっておられました。開店しておよそ2年だそうです。(2005,9)
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備北信金まえに

 新見市の中心街、「備北信用金庫」のレンガを張ったいかにもどっしりとした構えの建物が、国道180号線沿いにあります。その正面に「ラーメン」の看板を見つけたのです。これはもう入らないといけません。建物の間にある狭い通路を裏手に抜けますと、広い駐車場になっていました。
 で、そのお店「まるしげ」。もう長い間新見市民に愛されて続いてきたお店のようなのです。ラーメン500円。透明度の高いあっさりしょうゆスープに、中細ストレート麺。もやしも乗っていますが、私の言う「街角懐かし系」ラーメンがここにもありました。(2005,9)
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新見名物「いのししラーメン」

 名物というよりは「名物にしようとしている」と言ったほうがまだ正しいかもしれません。一度は食べなくてはと義務的には思っていたのですが、これまでなかなか機会がなかったのです。それが今回の中国33観音巡りの帰路の180号線で、目に付いたのが「新見ラーメンいぶき」の看板です。何と観音様のお引き合わせです。もう食べないわけにはいきません?
 でも、店が無い??。よく見ると看板の横の小さい路地を入ったところにデーンとありました。駐車場もけっこう広いです。なんだか2階で居酒屋も。。。

 メニューは豊富で、ラーメンも各種、おつまみメニューも各種です。なかで別格になっているのが「猪みそ肉ラーメン700円」でした。
猪肉を中心に豚肉を巻いた「いのこチャーシュー」と、あじみそ仕立てにしたそぼろ状の「猪みそ」の2種の猪肉。もちろん出汁にも猪を。
 ということで注文してしまいました。おおきな鉢で出てきました。確かに2種類の猪肉。チャーシューはけっこう噛み応えがあります。でも肉みそもあわせて美味しかったです。中心に盛った白髪ネギやスープのみそなどが上手に猪くささを抑えているのがわかります。麺は岡山標準の中細ストレートです。「自家製麺」の文字が目につきました。そんなにお腹が空いていたわけではないのですが、いつのまにかスープの最後まで飲み干してしまっていました。ご馳走様でした。(2005,10)
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名前は山形弁らしいのですが?

 岡山市野殿、岡山西署前に昨年開店したお店があります。どうやら九州トンコツラーメンらしいという話を聞いたまま、まだ寄ったことがありませんでした。「どんがらや本店」 駐車場は広く、内部も80席と典型的な郊外型ラーメン店のようです。
 お昼時、そこそこの入りです。とんこつラーメン590円。最初に「スープはどちらになさいます。」と聞かれました。「こがしニンニク油」と「こがしネギ油」の2種類から選ぶようです。今日は「こがしニンニク」に。丸いチャーシューにシナチク、海苔も乗った、博多トンコツとはちょっと趣が違うような??。そういえば、麺も心なしか博多にしては太めでしょうか?これは私の思い違いかもしれません。スープにニンニクという名が付いているだけに、ニンニクのトッピングはありませんでした。それで辛し高菜を入れていただきましたが、そこそこ美味しかったですよというレポートになります。
 どうやら岡山発の白濁トンコツラーメンのお店らしいです。ほかに「あっさり醤油ラーメン500円」もあるようです。でもこの「どんがらや」って何だろうと、ネットで検索してみました。「『どんがら』は庄内の言葉で魚のアラのこと。新鮮などんがらや内臓までも味噌汁にして味わう豪快な寒鱈のどんがら汁は、冬の庄内を代表する郷土料理です。」なんて解説がありました。なぜ山形弁を店名に?。こんど行ったとき聞いて見なくては。(2005,10)

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番外編:北海道の香りの蕎麦を古代吉備の地で

 元会社の先輩方にくっついて、お蕎麦の手打ち実演試食会に出かけました。会場は岡山市草ケ部の元競争会社同僚のN氏宅。 何と備前の朝鮮式山城「大廻り小廻り山」のすぐ麓にある、明治3年建築の古民家を整備したお宅でした。す、すごい。古代吉備の地そのものです。
 今日はそこへ玉野市から趣味で蕎麦打ちをされている方を迎えて、実演講習&試食会。元同僚のYアナなどは先着して蕎麦打ちの様子をじっくり見学なされた様子でしたが、私たちは出来上がったころに訪問して、もっぱら「食べ専」になってしまいました。
 「蕎麦は寒暖の差が大きいほど風味が出るのですよ。それで、今日は北海道旭川近くの粉を使いました。」解説を聞きながら、待つことしばし。その前に配られた「わさび」が話題をさらいます。どこのわさびか聞き逃しましたが、風味十分で、呑助の私などビールのあてにチビチビとなめてしまいました。
 「ではまず、そば粉80%で。これがいわゆる二八そばです。上にわさびを乗せて、たれに半分くらいつけて食べてください。」「最初にはそのまま食べて、風味をお楽しみください。」
 周りから箸が伸びます。美味しい美味しい。たれを付けないでも十分にいただけます。逆に関東風のたれは辛くて、さすが「半分だけつけて・・」という意味がよくわかりました。でもおっしゃるとおりにいただくと、わさびの風味と蕎麦の風味がうまく溶け合って、何ともいえない美味しさが脳を?やんわりと包んでくれます。美味しい!!!。わさびを蕎麦に付けるのは、わさびの香りも引き立つためでもあったのですね。
 もち米十分のおにぎりも頂きながらの試食会、お蕎麦も三杯いただきました。最後は「そば100%」なんておっしゃっていましたが、ぼろぼろとさぞかし打ちに苦労されたのでしょうね。でもこれは一段と風味が増して美味しかったです。
 蕎麦湯は私の好物です。最後に残ったものをいただいて、「つゆ(出汁)」を入れないでも、いやそれだからまた美味しい!なんて一人合点しながらの一日ではありました。  ラーメンHPを始める前は、蕎麦も好物であった私のレポートでした(2005,10)

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中庄に支店が

 倉敷市中庄、このところ大型店ラッシュでまたにぎやかにな ってきました。そこへ岡山市柳川にある「龍や」の支店ができ たというのでのぞいてみました。柳川の店は私が岡山に職場を 持っていた時代、よく通ったところです。九州系の白濁トンコ ツラーメンで「こくうま」はこってりと黒い脂も乗って、時々 「あれを食べたい」と行っていました。無料のトッピングの種 類の多さも嬉しい所です。
 さて、中庄のトマト銀行の正面、食料品街?の一角です。な かなかしゃれた店構えになっていました。まずスープ、そして 麺を少し。うん、やはり美味しいです。油で炒めた独特の辛し 高菜と、ニンニクをその場でつぶして入れて食べ続けます。つ いでこれもここだけにある辛しニラを入れ、ゴマも少しすり入 れます。「そんなにしたら、元の味はなくなるんじゃあ?」と いう声も聞こえてきそうですが、これは私流。美味しいです。 ただ、紅しょうがだけはいつも入れないのも私流です。ラーメ ンの食べ方は人それぞれ。そして「美味しい!」と感じるかど うかも、どうやら人によって、また体調や時間によっても様々 なように思います。美味しかったです。ご馳走様でした。(2 005,12)

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岡山市の水道局前に

 岡山市の水道局前に新しいラーメン屋さんがオープンしまし た。まだ花輪が立っていて、昼時には賑わっています。「麺匠 蔵」です。 カウンターとテーブル席で10数席でしょうか。駐車場は無いようで すので、近くの勤め人目当ての場所でしょう。
 ベースは蔵ラーメン(醤油、塩)550円、トッピングでア ップします。そのほかいくつかの丼物や一品料理もメニューに あります。ラーメンにから揚げを食べておられる人が目に付き ました。
 蔵ラーメンの醤油をいただきました。和風のどんぶり鉢に入 って出てきました。少し透明なスープ。おや和風だしが香りま す。上に脂ものってなかなか美味です。麺は白い、食感もちょ っとそうめんのようです。チャーシューは普通のものと、とろ とろチャーシューと2種類、あとはシナチク。醤油なのになぜ かちょっと塩味が勝っているのかな・・・などと考えながら全 部いただきました。満足、美味しかったです。
 おや、ここって以前に○○ラーメンがあったところか、その 隣かではありませんか。(2005,12)

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茶屋町に久しぶりにできた店

 倉敷市の茶屋町地区。なかなかラーメン屋さんが根付かない地域です。なぜなんでしょう。お隣の帯江地区には「ベトコン」「ラーメン屋敷」と超有名店があるのにです。
 そこへできた新店。「華一」という名前です。早速行ってみました。昔の丸五の踏み切り?から東へすぐのところでした。10月末ごろの開店とかで新築でした。ネットではラーメン屋敷との関係が取りざたされていましたが、聞くと「あ、息子が最初の2ヶ月応援に行ってましたからね。」とのこと。友人だったのでしょうね。スープは黒い醤油、チャーシューも少ないが美味しい。このあたりはラーメン屋敷とそっくりの味です。麺は違って冨士麺業の細めんでした。「固め」と言えばよかったのでしょうか?。まあ美味しかったのですが。
 でも、この茶屋町と言う土地、なぜかラーメン屋さんが根付かないところです。こんどこそうまく続いてほしいと願う地元のファンの一人でした。(2005,12)

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週一回の特製ラーメン

 玉野市の萬福軒というラーメン店で、毎週火曜日限定で特製のラーメンを出している・・・という話を聞いて行って見ました。
 名付けて「一期一会」。私にとって今日のラーメンは、一生に一度のものになるのでしょうか?  出てきたのは白くにごったスープのラーメン。みかけは九州トンコツかな?と思いましたが、魚の香りいっぱいです。店主殿は「そう、今日は魚100%のスープです。」とおっしゃる。「冬の魚は脂が乗っていて、さばこうとしてもなかなかうまくいかないんです。それを精一杯煮込んでこんなスープに・・。」  たしかに美味しいのですが、魚が強すぎるのか、とうとうスープを3分の一ばかり残してしまいました。そこへ「これが元のスープです」とおちょこが。おそるおそる口をつけてみました。フワーと口いっぱいに、いろんな魚の香りが広がります。こんどは「あ、いろんな味がある」とわかりました。  若い店主殿がいろんな試みをされているようです。ご馳走様でした。また来たいです。(2005,12)

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