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茶色くて、ちょっとしょっぱい湯・有馬温泉

 今日は有馬温泉です。えっ、どうしてそんな所にですって?。それがご近所の親睦団体さん主催の秋の旅行なのです。ほぼ40名の老若男女??が1台のバスで秋の有馬温泉を楽しみました。もっとも行く途中でキリンビールの工場に立ち寄り、「試飲」させていただいてのことですから、その盛り上がるまいことか、いやはや楽しい旅行でございました。右の写真は、ビールには欠かせない「ポップ」だそうでした。こういうように一首のつる草なのですね。

まずはご馳走攻めでございました

 バスがついたのは「太閤通」というところらしいです。あとで地図を見て気がついたのですが。本当はその近くにあるはずの「ねね橋」「ねねの像」など杉原さんゆかり(ねねさんは、元は杉原さんなのです。念のため)として見たかったのですが、それもかなわず、一気に中心部の「有馬ロイヤルホテル」さんに案内されてしまいました。
 そして「ご馳走」。まあ昼でございますから知れているのでございましょうが、私どもにはけっこうなご馳走攻めでございました。特にお味噌で煮た料理と、山菜いっぱいの釜飯の取り合わせは、両方とも暖かいということもありまして、幸せな気分に浸らせていただきました。ありがとうございます。
 あ、もちろんビールもお料理にあうようではありましたけれども。

茶色の湯は露天のみでした

 有馬温泉といえば「茶色の湯」というのは、私の母親からのつたない言い伝えなのでございます。料理の後、お向かいのお風呂に入らせていただきました。でも透明なお湯なのです。
 実は今日出る前に母親から「有馬温泉だと、きっと茶色のお湯ですよ。霊験あらたかなところです」なんてたきつけられたものですから、「変だな・・・」と。
 で、露天風呂のほうへ出かけました。そこは無事に?「茶色の湯」であったのです。少しなめてみました。「あっ、しょっぱい!」。季節もよし、ゆっくりとお湯に浸かれば、体の温かさと頭の涼しさが、まことに心地よい状態でした。本当にゆっくりと・・・・。おっと、みんなに置いていかれてはたまりません。ほどほどに・・・?

古い温泉町の風情満喫・・・

 関西から近い有名温泉地。さぞかしビル林立で、客いっぱいの・・。という想像は裏切られてしまいました。意外に寂しげな、意外にひなびた・・・温泉地でございました。こうして歩いておりますと、古い町並みがいっぱいでございます。「太閤の湯殿館」(下写真中央)とかは有料でございましたのでパスして、温泉寺、極楽寺から湯泉神社へとたどらせていただきました。

 そのまま下っておりますと「妬泉源」というところへ。間欠泉らしく、かって女性が肌を見せると、嫉妬してお湯がわっと湧き出したそうでございます。まるで私のようなお湯でございます。共感共感・・・???
 幸いホテルが有馬温泉の中心部にございましたので、ちょっと歩いて一周できたのは幸せでございました。これも観音様の?おっと違った!「ねね」様のお導きに違いありません。こうしてHPの旅シリーズにも下手な一文が投稿できますし。
 今年は暖かい日が続きますが、本当に幸せな秋の一日を過ごさせていただきました。親睦会の幹事の皆様ありがとうございました。

 最後に、帰りに寄った六甲山からの景観をお届けして、今日の報告にいたします。(2006,11)