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阿波に残した別格2霊場
 今回の旅では、四国88ヶ所のほか、四国別格20霊場、四国ぼけ防止33観音霊場を同時に廻っています。ところが阿波徳島では別格の1,2番を日程の都合などで残してしまっていました。そして3年ぶり、この2寺を訪ねてみました。

山中の力餅会陽のお寺さん 別格1番霊場大山寺

 おやここは通ったことがある・・?。それもそのはず、四国88ヶ所を始めた3年前に歩き遍路をした道でした。5番地蔵院から6番安楽寺へと向かう道でした。そういえば「ここから5.6キロ大山寺」という看板を見て、これは片道2時間異常はかかりそうだと敬遠したことが頭に蘇ります。しかし今回は車です。でもこれが難所だったのです。一本道なのですが、とても対向できないような狭い道が続きます。しかも相当な急坂です。
 そしてパッと開けたところにあったのが別格1番霊場大山寺(たいさんじ)でした。ああやっとと、ほっとできる雰囲気のお寺さんでした。そして着いただけで車で来たとはいえ、十分な修行を積んだという思い??にも襲われるではありませんか?。

 大きな数珠に取り囲まれた本堂。そして横には赤い巨大な三宝がありました。ああ、ここが有名な力餅会陽の行われるお寺さんなのですね。広大な境内に群集に囲まれて巨大な力餅を運ぶ姿が・・・。あれっ、それって岡山県美作市の顕密寺でしたっけ?。どうやらここも同じような行事があるようです。あ、真新しい石像もありました。
 写真で護摩炊き供養も紹介されていました。超山奥のお寺さんです。やはり密教系の修行のお寺さんなのでしょうね。
 ゆっくりと疲れを癒して下山しました。

「ひらがな」発祥の地? 童学寺

 弘法大師はまた、日本語に適したひらがなを漢字から考案した人としても知られています。そしてここ徳島市の西方、別格2番霊場童学寺が、弘法大師幼少の頃に学問修行をした寺だそうです。大師はここで「いろは歌47文字」を創作したと言われているそうでした。
 なるほど、美しい池のほとり、心静かに勉学に励むには絶好の環境かと思いました。(2010,3)