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高校の修学旅行以来の鎌倉です。一度は来たかった古都鎌倉、今回はたっぷり1日半、楽しむことができました。
まずは、宿泊した宿のことから。鎌倉駅のすぐ西隣にある「ホテルニューカマクラ」、大正12年生まれと言う鎌倉最古の宿でした。なるほど、大正ロマンの息吹を感じさせる、築80年の素敵な建物です。「ひたすらおっとりと」というとおり、特別なサービスはありませんが、素泊まり4,200円~という安さと、何とも落ち着く雰囲気、ついつい2泊もしてしまいました。
えっ、なぜ鎌倉へ?ですって。もちろん坂東33観音巡りのためです。この鎌倉、何と1番から4番まで4ヶ寺も集まっているのです。
JR鎌倉駅のすぐ前から桜並木の参道が続く鶴岡八幡宮。平日のこの日も参拝客が続いていました。修学旅行の生徒たちもあちこちに見受けられます。参道と平行している「小町通り」という商店街も人並みが続き、最近には珍しく活気あふれる商店街でした。 |
坂東4番長谷寺。実は坂東33観音霊場には「長谷寺」というところがこの4番をのほか、6番、15番と3ヶ所にのぼります。いずれも大和の長谷寺と因縁の深いところ。
800年以上前、源頼朝が初の武家政権を打ち立てた鎌倉です。歴史遺跡も多く、また海も近く住みやすいことから、戦前から多くの人たちが好んで住んだという鎌倉。たった2日の滞在でしたけれども、なかなかに幸せに過ごさせていただきました。 とりわけ芥川龍之介ゆかりのこの宿「ホテルニューカマクラ」、歴史好きのわたしにとって最適のレトロなお宿でありました。(2007,1)
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