ふと思いついた秋の一日。瀬戸大橋を渡って四国の高峰剣山へと出かけました。 瀬戸大橋を坂出で下り、国道438号線に入るとそのまま南進、道は一本道で迷うことはありません。飯山町、綾歌町、そして満濃町・・・おっと、ここいらは合併でみんな「まんのう町」になったのでしたっけ?。そして、あ、レオマワールドだ!、満濃池だ!と思っているうちに、長いトンネルで讃岐山脈を抜けて徳島県に入ります。 ふ~ん、美馬市になったんだ!。どうやらお隣の脇町http://www.geocities.jp/yuho1111/wakimati.htmと合併した美馬町が市に昇格している様子。そして「つるぎ町」という看板が目に付きます。脇町と同じく「うだつの町並み」がある旧貞光町を通過したところから一挙に山道へと入ります。いかにも木材の切り出し基地という旧一宇村、そして、あら、ここにも天の岩戸・・・。そして道々雄大な景色と紅葉を楽しみながらの素敵なドライブです。 剣山ドライブウエーをウネウネと走ると、まもなく見ノ越という所につきました。けっこう大きな駐車場です。ふ~ん、ここは東祖谷村なんですね。先年の祖谷谷訪問が記憶をかすめます。あっ、神社だ!どうやら霊峰剣山のふもとの神社の様子。剣神社とありました。例によりましてお隣は剣山円福密寺です。こうした山の例にもれず、ここも役の行者が祀られています。  そしてここからはリフトです。少々寒いです。下の駐車場で一枚はおったからいいようなものの、上はまだまだ寒いのでしょうね。ロープウエーが恋しくなる、15分もの長いリフト旅でした。そして1,800円と少々割高でしたね。えっ、文句があるなら歩けって!確かに・・・。 西島駅、そうリフトにも駅があるのです。そうしてここからはようやく歩きです。  道は3ルートあるようですね。とりあえず、一番の短距離「尾根道コース」を。45分とありました。わりと歩きやすい道です。あっ、いい松だ!!。見事な枝振りの老松です。幹には大きな洞がきざまれ、何年ここへ立っているのでしょうね。 そして「刀掛けの松」と看板のあるところから、左へ折れてしまいました。通常のルートではなく、道は一気に狭く険しくなります。でも「ぎ、行場も見たい!!」そして800mとかいう短いらしい案内板にさそわれてしまいました。 巨大な岩を回り込み、鎖を横目に見ながら・・・、たしかにこのルートは少々きついです。でも、せっかくの剣山ではありませんか。道はちゃんと整備されていますし。なんだかやっと剣山に来た!という実感がわきますね。  怖い道を少々やせ我慢をしながら着いた頂上神社。剣山本宮・宝蔵石神社だそうです。たしかに裏手にはご神体石ともいえる巨岩をしょっておられます。あ~、おかげおかげ!寒さでかじかんだ諸手で岩に触れて『気』を満身にいただきました。つかれも吹っ飛びます。  この日は頂上は風が強く、ガスがまって、あまり景色はよくありませんでした。で、でも、1955m。四国第二の高峰です。 そして、切の晴れ間からはるかに尾根筋が見え、人が歩いて行っています。なるほど、あそこを縦走するといいんでしょうね。などと思いながら我は頂上小屋で「おでん、おでん」・・・。  下の見ノ越PAに観光バスがずらりとあったと思ったら、中は満員でした。みんなお弁当です。最近は関西圏から日帰りできるようになったせいもあって、ここも観光客がどっと増えたようですね。 暖かいお茶がご馳走です。そして、おでんも。「ヒュッテ開設50年」の看板とともに、北山たけしの『剣山』というポスターも見えます。これもここの人気に一役かっているのでしょう。「私たち関西で、あの後期高齢者の同窓生ツアーなのよ。」ふ~ん、みんなお若いしお元気盛りですね。私ももう少し頑張らせていただきます・・・。今日はあちこちで元気をいただける、「剣山詣で」になりました。幸せ~~~。  う~ん、奇岩だ!。これを見ただけでも剣に来た!という実感が・・。なんだか今日は『実感』の大安売りになってしまいました。 そして、道々、紅葉を眺めながら・・・。  帰途は祖谷を通って帰りました。素晴らしい紅葉です。やはり紅葉も山の北側と南側では大きく違うのですね。まさに「紅葉満喫!!!」です。しゃ、写真、写真!!。 あ、あれがさっきおでんを食べた頂上ヒュッテなんですね・・。いつまでも食べ物が離れない私です。ごめんなさい。 |