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九州西国33観音・ひばり観音との出会い

  四国巡りがまだ途中と言うのに、「九州西国33観音」を始めてしまったのです。えっ、なぜかって?『日本最古の西国霊場』という美辞麗句?についふらふらっとなってしまったのです

和銅6年(713)から??

 解説書によりますと、『九州西国霊場』の起源は、和銅6年(713)宇佐(大分県)の仁聞菩薩と法蓮上人が始めたと伝えられている(18ヶ所巡礼)そうです。その後天平3年(731)に15ヶ所が追加されて「筑紫33番札所」となったとか・・・。
 天明7年(1787)には「筑紫33番札所」と記されているそうです。  何にしても、平成になって始まった近辺の札所に比べて、その古さは別格に思われ、これは手をつけておかねば・・・と、連休を利用しての九州詣でとあいなりました。

33番観世音寺は大宰府政庁のお隣でした

 最初に訪れたのは33番の観世音寺です。なんと、大宰府の政庁跡のすぐお隣ではありませんか。平野の中に広大な寺域をお持ちです。さすが天平年間という大宰府の大寺です。江戸期の再建と言う本堂も、なかなか古代の威厳を保ったものでした。宝物殿には平安から鎌倉期という大きな仏像が並んでいました。
 なんだかごみごみした街中が忘れられるような一角で、ゆっくりさせていただきました。

 というわけで、近くの大宰府天満宮にも参拝。最近3回目の参拝です。池の亀さんも岩から下りて、寄ってきて歓迎してくれました。素晴らしい!!!

博多の町が一望に・30番油山観音とひばりさん

 福岡市外の南部を東から西へと縦断、30番油山観音でした。博多の町が一望に見える見事な景観です。こころ洗われる思いのところですね。
 ここで思いがけず、雲雀観音におめにかかりました。ここではあの美空ひばりが観音様になっていたのです。ここで「悲しい酒」が聞けるとは思いませんでしたが、本当に思いがけない出会いで、楽しませていただきました。もしかしたら「ひばり観音」さん、ここであと1,000年くらい続くのでしょうかね・・・、なんて想像してしまいました。(2009,5)

PS:何と、食べあわせが悪かったのか、水のせいか、翌日はお腹具合が最悪となり、とうとう旅を打ち切って帰ってしまいました。こんど何時になったら行けるか「九州西国霊場」。ま、人生のうちで満願達成をめざして、ぼつぼつとお願いいたします。