操山散策・岡山一のハイキングコース

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操山散策・岡山一のハイキングコース

 今日はミンク(民報クラブ)岡山支部の歩こう会例会です。岡山市街地のすぐ東、操山を散策しました。操山は、169mの小高い丘で風光明媚、120あまりの古墳や、著名寺院もある歴史の雰囲気いっぱいのところです。岡山市街地、路面電車の終点からもすぐに歩ける、岡山市民の絶好のハイキングコースになっています。
 集合は護国神社前でした。お天気もよく、初参加や久しぶりの方もあり、大勢の参加でした。

まずは仏心寺です

 集合地の横から山の中へ、上って、少し降りたところで最初の目的地「仏心寺」でした。こんなところにこんなお寺さんが・・・と思わせる、こじんまりした中でもセンスあるお寺さんです。おもわず「ここはいい。京都などに行かなくても、いいお寺さんに巡りあえた・・・」などみなさん絶賛でした。
 本堂の前にある巨木、山門の前の桜並木ともに、雰囲気いっぱいです。
 何よりも横手の庭の素晴らしいこと。「ここでいい写真が取れなかったら、よっぽど腕が悪いんだ!」などと意地悪を言う人もでるくらいです。
 本当に、数時間もゆっくり過ごせたらいいな・・・。などと思える名寺でした。

旗振台古墳

 尾根筋をたどっていきますと小高いところに出ます。 あれっ、と思っていると、ここは大きな古墳でした。5世紀前半の方墳だそうです。
 それよりもここはその名のごとく、幕末から明治時代に、大阪堂島の米会所から米の値段を岡山まで中継した、手旗信号の中継所として使われたところだそうです。さすがに見晴らしのいいところでした。

明禅寺城跡・ここにも山城跡があります

 しばらく歩いて、北に張り出した1つの峯へとたどりつきました。ここが明禅寺城跡です。戦国時代の山城跡で、宇喜田直家が5千の兵で、押し寄せる2万の三村勢を破ったという明禅寺合戦で有名なのだそうです。
 ここからは西が良く見え、岡山市街地が一望できます。「これはあちらから来る敵が丸見えだ。」などの感想が続きました。

先輩の襖絵もある「沢田恩徳寺」

 そこを下りたところにあるのが沢田地区です。谷に沿うように多くの家々が立ち並ぶ、いかにも歴史を感じさせる集落です。そしてそこにあったのが恩徳寺。古いお寺さんのようですが、どの建物も見事に修理され、新しい屋根が並んでいました。拝殿の天井絵は、地区の各家がそれぞれの趣向を凝らした見事なものでした。
 そして、客殿へ。ここには檀家の人などが多くの書や絵を奉納されていました。目的のひとつが元職の先輩、服部さんの襖絵です。山水に松竹梅、4幅の見事なものでした。私はまた今年のテーマである七福神の絵が隣にあったので、ついでにパチリ!!

お昼は操山里山センターで

 恩徳寺のすぐ近くにある操山里山センター、メンバーの何人かもここでボランティア経験がある、なかなかいい施設です。私も過去に2~3度来たことがありますね。
 帰路は、ここから再度山を登り、最近お茶会が行われていたという萩の塚古墳、操山山頂、三勲神社跡を経て、奥市グランドが見えてきたら、本日の終点でした。
 三勲神社跡から見る岡山市街地は、最近増えた高層ビルが林立する、見違えるような街と感じました。
 今日は操山の西半分を歩いたことになりました。東半分にもいろいろと興味深いところが多いのです。そのレポートはまた機会があったらにしたいです。(2009,3)

PS:前回の操山レポートはここです。http://www1.harenet.ne.jp/~sugi/kouko/misaoyama.htm