平城京と遣唐使展 ー吉備真備を訪ねてー |
倉敷市の真備公民館などで活動している「万葉歌を楽しむ会」というのがあります。私も今回初めて知ったのですが、その会主催の「平城遷都1300年」の奈良ツアーに運よく混ぜていただきました。ありがとうございました。バス1台に48人とほとんど満杯の人気ツアー、先生は峰山洋子先生という美しい方でした。 う~ん、万葉歌??情緒豊かで知性も兼ね備えた方々のツアーのようです。出発前から緊張してしまいました。
おりから雨模様の予報です。後ろの席の「私晴れ女です」といわれる美女が唯一のたよりといったツアー。でもその方の威力かどうか、「暴風雨」だった岡山と違って、この日の奈良はなんとか穏やかさを保った一日だったのです。感謝!! |
大極殿は一列で通り抜けるようになっています。中に天皇が皆々を見下ろした「高御座(たかみくら)」がしつらえてあります。「なんだただの厨子じゃあないか?意外と質素?」なんて私の感想は無視していただきまして・・・。
横にあった平城宮跡資料館では、解説を受けながらの見学でした。これが素晴らしかったです。吉備の発掘調査でおなじみの硯(すずり)にはなんだか懐かしい思いがしました。でも、全国から産物の6割もの納税をした多くの庶民の犠牲の上に、このような「宮」が成り立っていた・・・という説明には納得といいますか、歴史はいろんなことを考えながら学ばねばならないんだ・・とあらためて真摯な思いに駆られました。でも、当然ですが、ここを撮影できなかったのが残念ですね。
お昼ごはんの後は、東大寺大仏殿でした。あれっ、何回も来た記憶があるのですが、なんだか違う?特に大仏さんの裏手に回って、光背の裏を見せられたときです。う~ん、記憶がない・・・。これまでは何だったんだろう・・・。脇持の観音様をもこれまではしっかり見ていないのですね。 |
吉備真備ゆかりの私たちとしては、本当はここが本番だったのです。でも、やはり写真はダメ。感想も短めにならざるを得ません。 「あおによし ならのみやこは さくはなの におうがごとく いまさかりなり」
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