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秋 の 讃 岐 路
~83番一宮寺から85番八栗寺まで~

 紅葉の綺麗な讃岐路、四国霊場83番一宮寺、84番屋島寺、85番八栗寺とめぐり、途中栗林公園へも寄りました。

高松平野の中央、83番一宮寺

 瀬戸大橋を渡り、高松道を高松西インターで降りる。そのまま直進するとまもなく一宮寺です。隣が讃岐一宮の「田村神社」で、江戸時代初期まではここが別当寺を務めていたそうです。本堂天井の灯篭群は見事でした。

絶景の栗林公園を一周しました
 83番から84番への移動中、11号線沿いに「栗林公園」がありましたので、よりました。何十年ぶりでしょうか?以前の記憶はほとんどないのです。位置的にはJR高松駅の真南、2キロあまりという町の中です。でも後ろに小高い山をひかえ、それもとりこんだ趣のある公園です。
 松と池がテーマのようですね。数多い松の木を生垣のように造ったり、巨木といってよい松もあったりで、素晴らしい景色でした。
 「2009年3月16日発売のミシュラン観光ガイドに「わざわざ訪れる価値のある場所」として最高評価3つ星に選定された」そうです。なるほどすばらしい!!
屋島の上のお寺さん・84番屋島寺
 そして高松市の東方、屋根の形の山でおなじみの屋島。その南嶺にあるお寺さんが84番屋島寺です。山の下の四国村「わらや」でたらいうどんを食べてから、屋島ドライブウエーを一路上がります。お寺は終点の駐車場横でした。  本堂横にでかいが、なんともかわいいたぬきが1対。たぬき(以下狸)の狛犬?は珍しいと、写真にパチリ。う~ん、お稲荷さんらしいな・・・と思ったら「蓑山大明神」で弘法大師をお助けした狸さんらしいです。「屋島太三郎狸」といい、日本3大狸(さま)とか?そのうえ子宝福運の狸とは・・・。すばらしい!!
 このお寺さん、本尊さんは十一面千手観世音、どうやら今日の83~85番さんはみな観音様のようですね。
五剣山のふところ、八栗寺は歓喜天を祀って
 屋島のお隣は、頂上に岩が剣のようにそそり立つ絶景「五剣山」です。その山をご神体とするようなのが85番八栗寺。ふもとからケーブルカーが開通しています。
 こうして本堂前などから振り仰ぐと神々しい、なるほど神山という姿そのものですね。本堂のご本尊は聖観音のようでした。
 で、ここは聖天(しょうてん)様ともいい、本堂の横の聖天堂に「歓喜天」が祀ってありました。なんでも弘法大師が彫ったものだそうです。
 か、歓喜天!それなら和合のおすがた?と期待をこめた我?でしたが、やはり秘仏らしく見られません。また御影を見ると、なんだか普通の仏様のお姿です。ふ~~~ん。

 帰り道にはこの山中にあった88箇所石仏霊場が、最近1箇所にまとめられたものをお参りする事ができました。このお寺さん、話題の多いところではありました。(2010,11)