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うだつの町並み・阿波脇町

 今日は地元の懇親団体の日帰り旅行です。バスで40人あまりが集いました。行き先は阿波。  瀬戸大橋をわたるころには、もうビールが行き渡り、皆さんすこしづつ・・・。おまけに「今日のお昼ご飯は、アルコールがつきませんので・・・」とまで言われては、「じゃあその前に・・」となるのは自然のなりゆきではありませんか。

 高松の手前から南下、国道193号線をたどって、四国三郎吉野川にたどり着いたところが最初の目的地『脇町』でした。いや、今は合併して美馬市とかいう優雅な名前になってしまっていますけれども。
 『うだつ』の上がる町として有名な脇町。江戸のころの脇城代となった稲田氏が阿波藍を奨励し、この脇町は藍商人の町として発展したそうです。

 なるほど、古い、間口の広い商家が続いています。倉敷でも良く見られる虫籠窓や格子造りがあちこちに見られます。そして、ここの特徴は、間口の広い商家と商家の境界の2階の壁面に「うだつ」という火よけ壁をもつ家が多いことだそうです。成功したことを示す「うだつがあがる」という表現のもとになった「うだつ」の多く見られる、日本でも珍しい古い町並みを堪能させていただきました。
 重要伝統的建造物群保存地区に選定されているそうです。

 また今はもう、この近辺には藍はなく、藍染は徳島市西部の藍住町で行われているとのことでした。(2008,11)

 旅はこのあと、鳴門へ。鳴門海峡の渦潮をどうぞ(動画)。