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NHK朝のドラマの地、湯布院温泉

 岡山からのバス旅行は遠かったです。でも、NHK朝のドラマで有名になっている『湯布院』、やっとやってまいりました。倉敷市亀山地区土木総代ご一行様、なに、田舎の団体さんのバス旅行です。なんて・・。

湯巡りのお宿で、5つの温泉に

 到着したのは、由布院の東南のはずれ、湯巡りホテル「山光園」さんでした。数日続く雪で、連休にもかかわらずお客さんは少なめなようでしたが、十分に楽しませていただきました。
 湯巡りを謳うだけあって、屋内の大温泉のほかに、露天風呂が趣向を凝らしてあちこちに散らばっていました。「使用中」の札をかけておけば、一人でゆっくりと楽しめる露天風呂は、私ひときわ気に入ってしまいました。本当に寒い日でしたが、露天風呂でこうして一人ゆっくりしていますと、危うく眠ってしまうほど、あ、ここへ日本酒でもあったらなー・・。なんて1年の垢やストレスを十分に流させていただきました。湯は本当に透明で、私は「少し硬い湯」と思いました。
 そうそう料理では、豊後鯛というこの地方独特の川魚の薄い刺身は、こりこりとなかなかの美味でした。

ここは5年したらもう変わってしまいますよ

 友人が「30年前に来て散歩したんだが、街が変わってしまって、それがどこかわからない。」と歩き始めました。あちこちと散歩しながら聞いてみますと、「ああ、30年前だともう大昔です。この町は5年たつと変わってしまいますから。」との声。すごいところです。若者に人気が出てきた温泉地の実態はこんなのでしょうか?。どうりで中心部には新しそうな、それでいて作りは古いようなお店が続いています。  そのなかで「美術館」という看板が目立ちました。山下清の原画美術館、そして「山の中のシャガール美術館」まであります。どこも行ってみたかったのですが、残念ながら時間がありませんでした。

湯気の立つ「金鱗湖」

 山のすそに湖がありました。周りを温泉宿とか公共浴場、民宿、などに囲まれています。そして湖面から湯気が上がっていました。なかなかの風情です。釣り糸をたらす人もいて、思わずしゃがんでシャッターを切っていました。見ると、一角から30度のお湯が流れ込んでいる様子、湖の水も生暖かく、さすがに温泉地です。また来たい温泉、湯布院でした。(2005,12)