最終書換日:97/11/30

花も嵐も、ラーメン物語、その4

岡山倉敷のラーメン屋の巻 4


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味音痴のラーメン談義です。独断と偏見をお許しください。

ちょっと派手なラーメン屋がありました

     私があるパソコン通信に、このラーメン物語をアップしはじめたのは、ちょうど1年前、96年8月のことでした。そこで1周年を記念して、このラーメンページにタイトルをつけてみました。
 題して『花も嵐も、ラーメン物語』(岡山倉敷のラーメン店)です。
 そうです。あの「花も嵐も 踏み越えて、 行くが ラーメンを食べる道・・・」という歌があるでしょう。そう、あれです。
 えっ!、歌詞がちがう!!。それに、えらいださいですって!!。
 まあ、いいじゃあありませんか。ほっといてください。私くらいの歳になりますと、こうしたにぶい光の生き方が、次第によくなるもんです。そう、この備前焼のような・・・。

 そして、ちょっと「花」のあるラーメン屋さんに出会ったのです。
倉敷から岡山へむけて、旧の国道2号線を走行中でした。庄のあたりです。なにか新しいラーメン店ができているようなのです。「ラーメン、餃子・ふー太」なんてちょっとど派手な看板をかかげた、「郊外型」とでもいうのでしょうか。広い駐車場を持ったラーメン屋さんでした。
いつもの私はこういうところにはめったに入らないのですが、この日はなぜか「食べてみようか」となってしまったのです。

入ってみると、けっこう広い店内は満員。名前を登録して待たされてしまいました。赤い板に黒字で書かれたメニューが下がっています。ファミリーレストランといった趣の店内では、あちこちで家族が机を囲んでいます。メニューはけっこう豊富で、ラーメンも「醤油」「とんこつ」「ごまだれ」の三つのスープをベースにしたバラエティー。そのほか餃子やトリ料理、野菜料理もあります。
私は「ごまだれ」、つれあい殿は「とんこつ」。そのほかに「やみつきどり」とかのトリの空揚げ風、そして「なすの南蛮」、ビールも注文してしまいました。

「あれっ!。」ごまだれはピリカラで、ミンチ肉を入れたところなどどうみても「四川ラーメン」風です。私の好みで結構おいしい・・。
 四川ラーメンといえば、東京駅に「けやき」というラーメン屋があって、私がたまの東京出張の際は、必ず「四川ラーメン」を食べたものでした。あれもおいしかった「うーん。麺がちょっと太いなー。」などとおもわず比べながら食べてしまいました。
 おむかいのお方も、「とんこつ」をおいしそうに食べておられます。
「おいしい?」「うん、おいしい。でも、このスープや太い麺、どっかで食べたような気がする?」。たしかにお向かいの「とんこつ味」スープは、私もこの太い麺とともに、どっかで食べた記憶が残ります。

帰りしな、「ここって、どっかのチェーン店なんですか?」とまた聞いてしまいました。
「ええ、風来坊ラーメンのチェーンなんです。」
「あっ、それで・・・」。
あの麺、あのとんこつスープ。どっかで食べたと思ったら、10年ほど前家族でよく行っていた、「風来坊ラーメン」の味だったのです。最近はあまり行きませんので、このページへの登場も遅れてしまいましたが、けっこう美味しかった記憶が残っています。岡山市の野田にはひときわ目だつ大きな店がありますし、倉敷市役所の近くにもありました。
 急に懐かしさがこみあげてきてしまいました。
 風来坊ラーメンチェーンで、「ふー太」なんですって!!。でも、最近は「翔太」なんてのが赤ちゃんの名前の上位にくるそうですから、「◯太」「ふー太」もいいのかもしれませんね。

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番外編、越前そばはおろしそばの巻き

  私が福井県に足を踏みいれるのは、通過を含めてまだ3度目である。まして今立町は始めてであった。「越前和紙」で有名な町である。
「昔はこっちのほうが、近辺で最も栄えた町だったそうですが、今はJR沿いの武生や鯖江のほうがおおきくなりましたがねー。」。という説明を聞きながら、伝統ある町並みを残した今立の街の一角にあるそば屋「森六」に案内されたのであった。
 どこにでもある古い民家という風情の店構え。中もまた普通のそば屋?のおもむきが私を喜ばせる・・・。

 『私など、ここのそば屋で育ちましたから、信州などのそばは汁が多くて、醤油の臭いが強くて、どうもなじめません・・・。』

 でてきたのは、お皿のうえにそばが1玉乗って、その上におろし大根、ネギ、かつおぶし削りがのり、それにたれをかけたもの。えっ!!!。とおどろく私に、『これが本当のソバなんだ』とばかり、案内の若者は食べ始めるのであった。

 ぐるぐると混ぜて、「ふーん。それにしてもちょっと太いそばだなー。」と思いながら、その黒いきしめんのようなそばを口へ・・・。

 「あ、固い・・・。」ごめんなさい。腰があるというべきなんでしょうが、固いと表現したほうがよさそうだったんです。

 これって、そばを打ったままで、ゆでてないのかなー」などと一人で考えながら、続いて口へ・・・。
 これがけっこう大根おろしと合うのである。あのそば独特の(と私が思っていた)においがほとんど無く、あっさりした風味の、太く固いそばが、おろし大根とかつおぶし削りをからめて、口の中へ入ってくる。いっしょに出された「そばつゆ」も、においも塩気もないあっさりしたもの。それでいてけっこう濃い。
 そば2枚、そばつゆもおかわりしてしまった私であった。

 夏も冬も、この冷たい「おろしそば」が「越前そば」なのだそうである。ざるそばか汁そばしか知らなかった私には、まさにカルチャーショックではあった。

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『激辛・爆発ラーメン、食べてきました』

 「地域情報、リンクしましたよ。」というメールが、岡山県総社市の吉備路ネットというところからはいりまた。総社市は倉敷市の北隣にある市なのですが、インターネットがなかなか活発らしいのです。

 あ、やばい!。
 このラーメンページには、まだ総社市の店が登場していないのです。で、食べに行くことにしました。
 総社市街のほぼ中央、国道180号線より1本南に「市役所通り」という広い通りがあります。JRの総社駅前から、まっすぐ東へのび、市役所前をとおって、吉備路方面へ。その道を総社駅から少し行って、右へ曲がったところに、その店がありました。「のんきぼう」という黄色い看板をかかげた、いかにもラーメン屋という風情の店です。中も、厨房前のカウンターと、10余りの机席。まさに「標準のラーメン屋」のようでありました。

 ところが、そこにあったのです。目をひく位置に「中辛・味噌五目・火薬ラーメン」「激辛・味噌五目・爆発ラーメン」の文字が。
 で、私もそれにひかれて「あの、爆発ラーメンください」と言ってしまいました。
「あのー。火薬(中辛)でもけっこう辛いですけど・・」目のやさしいおかみさん?が、心配そうに念を押してくださいました。
 「ええ、爆発でいいです」。

 『北海道で、6、000年前(縄文前期)の畑の跡を発見』という新聞記事を(こうした新聞雑誌がおいてあるのも、やはり街の標準の?ラーメン屋さんならではです)読んでいると、出てきました。出てきました。
 さすがの私も、その真っ赤なスープを見たときは、ちょっとだけ後悔してしまいました。本当の味を見るのには、辛くないほうが・・。なんて、味音痴のくせに考えてしまったのです。

 一口つるり。あ、硬い。それに細い。麺が細い上に硬いのです。「激辛をゆっくり食べている間に延びないように、麺を硬くしているのかな?」なんて考えながら、食べ始めました。たしかに辛いです。とびきり辛いカレーを食べているような感じもあります。でも、味噌味と、そのうえにのった激辛の味とは見事にマッチしてけっこう食べられました。白菜や玉ねぎ、えびやいか・・、と「五目」の具もよくあっていたように思います。。

 けっこう時間をかけてしまいましたうえに、スープを1/3ほど残してしまいました。
 でも、美味しかったです。帰って原稿を書いている今、4時間後でも、美味しさがじわりと口の中へしみだしてくるではありませんか。  激辛カレーは後で、体全体を内部から消毒したような、何かさわやかな感じがするものですが、この爆発ラーメンもちょうどそんな感じです。
 激辛だけは「標準」でなかった、総社のラーメン屋さんのリポートでした。

休:日曜。  営:11:00~14:30 / 17:00~20:00

PS: で‥、結局、あとで下痢してしまった、ばかな私でした。。。。

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『労働者の町、水島のラーメンは安い!!!!』

あ、これって、味が気に入らなかったから、むりやり値段のタイトルをつけたでしょーー。

えっ。あっ。うーん。あんまり深読みをしないで下さいよ。私も困ってしまいます。ラーメン店ばかり30幾つも取り上げていますと、書く内容に困ってしまいます。苦労しているんですよ。ときには認めてくださいよ。・・・・

倉敷市水島に、もう一軒行列ができるラーメン屋がある・・・。と聞いて出かけてみました(そう、「もう」じゃないほうは、いわずと知れた百万両なんですが)。
倉敷から古城池トンネルを抜けて、まっすぐに行って、臨海鉄道をくぐってすぐ、NTTのむこうを左へ曲がると、すぐにありました。「喜楽園」というまことに気楽な?ラーメン屋さんです。

「行列」ということから、小さい店を想像していたのですがちがいました。駐車場もけっこうあって、内部も広く、そう、40席くらいはあるでしょうか。でも、もう一軒の水島のラーメン屋さんとは、値段をのぞいて、いろいろと正反対でした。まず、メニューの多いこと。ラーメンのメニューでも10くらいはありそうです。そのうえ、周りをみますと、ほとんどのお客が「ごはん」を添えているのです。ラーメン定食が定番なのでしょうか??。そして、おでんに餃子。ある人は焼き魚とごはんををラーメンに添えて食べていらっしゃいますじゃあありませんか。
 お隣では、亡くなった私の父親と雰囲気がにている人が、ちょっと空せきをしながら、ラーメン定食をぱくついておられます。力仕事だった私の父親は年をとっても食欲はけっこうあって、私より大食でしたが、この方もそうなんでしょうか。座ったら注文しないのにでてきていた様子からは、常連さんなんでしょうね。
 私の場合は初めてなので注文はしないといけません。どうもチャーシュウメンが名物らしいですが、私はへそまがりに「支那竹ラーメン」と餃子なんて注文してしまいました。で、でてきたのを食べたのですが・・・。何かいつもあちこちで食べるラーメンと、そうでんなー、スープの味がちがうんです。風味?も何か違うような。うーん。いくら考えても私にわかるわけはありません。なにしろ味音痴なんですから。これ以上表現できませんので、お気になる方は御自分でどうぞ・・。というわけです。でも、餃子はけっこうおいしかったですよ。
 で、この安さ。支那竹いっぱいの支那竹ラーメン420円。百万両も安かったのですが、喜楽園も安い。さすが労働者の町水島のラーメン屋は、安い!!!安い!!!安い。そのうえここには、労働者が食べたくなるものがいっぱいある・・・。おでん、餃子、焼き鳥、焼き魚、ごはん。もちろん「大盛り」ラーメンも。きわめつきは、「スタミナ(にんにく)入り」なんてメニューがどこにあるでしょう。あ、どこにでもあるか。

 というわけなのは、水島の大衆的ラーメン屋さんからのリポートでした。

 PS: 休み:月曜、   営:11:00からAM1:00

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尾道編2『杉原姓ゆかりの街、尾道市高須町より』

 杉原姓を訪ねた旅では、しばしば尾道にでかけることになりました。先日は全国に名高い「朱華園」でしたが、今日は杉原姓の拠点に1つといわれる、高須町からです。
 福山方面から国道2号線(バイパスでなく、旧道のほうです)を、尾道市へ入ると、そこが高須町です。
 なんとなく走っていたのですが、ふと「ラーメン、餃子」という看板に気づきました。「萬来軒」です。10台ばかり入れる駐車場はほぼ満杯ではありませんか。これは美味しいにちがいありません。
 でも中は、席が多いせいか、まだ空席がありました。座敷の他はすべてが,まん中に赤いついたてを置いた、カウンター席になっているせいもあるのでしょうか。50席ばかり?とみました。休日のせいか、家族連れがめだちます。
 さっそくすわって、「ラーメンと餃子下さい」。
 出てきたのは、ちょっと濃い色をした醤油ラーメンでした。けっこう美味しくいただきましたが。むむ・・。何か慣れないものが入っています。そう、ちょっと大きめのミンチ肉がポロポロと・・・。
 朱華園では、あぶらのミンチがぷかぷかと浮いていたのですが、こちらは普通の?ミンチです。ミンチ肉といっても、四川ラーメンとちがって、わりとあっさりした味をだしています。
 「尾道ラーメンとは、ミンチ肉を使うものなのかな・・・」と、ひとり合点しながらのリポートでした。      (97,9)

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太肉?角煮?ラーメンは、若者むき!!

 『ああ、あそこはなんか、若者向きというか、学生がいっぱい並んどるなー。』
 私が、「岡山駅前に、金八とかいうラーメン屋があるらしいね」と聞いたのに対して、我が友はこんな答をかえしてきました。入った事は無いとも言います。でも私としては、若者でなくとも、一度は食べてみないといけません。で、でかけました。
 たまたま平日の休みがありましたので、ちょっと時間をずらせて、14時前・・・。たしかにあの行列はもうありませんでした。でも、約20の席はほぼ半分埋まっていたのです。メニューは、金八ラーメンから、肉味噌、豚菜、焼豚、ニンニク、キムチ・・・結構豊富なようです。
 でも聞いてきたのは、「太肉(ふとにく)」というラーメンです。メニューの一番最初に書いてありましたので、それを注文しました。

 出てきたのは、一見ボリュームのありそうなスープのラーメンです。やはり厚さ3cmもあろうかという、厚いチャーシューが2枚も乗っています。うっ、1/3は脂身のようです。でも、そっと食べてみました。
 これが柔らかいのです。口のなかで、とろりと融けるようではありませんか。「どのくらい煮込んだら、こんな角煮ができるんだろう・・」。私がときどき作る紅茶豚は、一時間くらい煮込むので すが、まるでちがいます。
 で、次に麺をというところを、シナチクをつまんでしまいました。「あ、あまい」本当にあまいのです。いつものシナチクとはこれもまるで味がちがうようです。もしかしたら「太肉」と一緒に煮込んだのかなー・・。などと考えてしまいました。
 麺は細くて、けっこう美味しいと思いましたが、スープはみかけほどしつこくありません。「思ったよりあっさりしているなー。野菜のだしが勝ちすぎなのかなー」いつもらしくなく、味にまで批評を加えてしまった私でした。
 お隣の若者は、そういったことには無頓着といいますか、「ラーメンセット」といいまして、50円増しで、ごはんと海苔、漬物のついてくるのを平らげていました。どうやらこれも若者ファンの多い理由のようです。    (97,9)
PS:休:月曜。&日、祝の昼。 営:11:45-14:30, 18:00-am2:00

PS2:この「金八」、2001年11月に岡山市高柳、新幹線測道へ通じる道へ移転しました。岡山西警察署の少し東です。それを機会にHPもできたようで、以下にリンクをのせます。
http://kinpachi.wisnet.ne.jp/

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吉備路は、時ならぬラーメン戦争

  吉備路といえば、私の伯母の嫁ぎ先があります。「嫁ぎ先」なんていうのは、今では死語なんでしょうが、伯母の頃はそんな感じだったようです。
 私も子どもの頃、ときどき倉敷からバスで遊びに行きました。倉敷駅から「新本(総社市)」行きのバスにのりまして、生坂から水分の峠を、七ツ池を左にみながら越えます。当時はずいぶん山のなかへ入って行ったように思いました。
 盆地の家並の向こうへ、すっきりと建つ国分寺五重塔、といった景色は、当時と今とほとんど変わらないように思えます。吉備路が観光地として人気がある所以かもしれません。
 その吉備路も、今では国分寺のすぐ前を、東西に切り裂くように広い道路が走っています。その西の端のあたり、作山古墳のすぐ南側、そこの所だけにわかに店が増えたところがあります。以前に一度通ったおり、「雪舟ラーメン」という店があったのを思い出して行ってみました。

 ところがなんと、「雪舟ラーメン」のすぐ隣に「すわき後楽中華そば・吉備路店」ができているではありませんか。そのうえ、すぐ前には「中華そば・吉備路」というラーメン屋さんも!!!。両方とも新しい建物のようです。うーむ!!。
 周り中たんぼに囲まれたなかで、50メートルと離れないところに、なんと3軒もラーメン屋さんがあるのです。もっといえば、そのすぐ隣には、「川島ジャンボうどん」もあります・・・・。(絶句絶句・・・)。
 でもまあ、名前も良いし?せっかくですから「雪舟ラーメン」へ。
 土曜日でもあり、店内はほとんどいっぱいのようでした。カウンターに割り込ませていただきまして、やおら「あの、わかめ入りください。」
 ラーメン450円、わかめ入りなど550円とか。安いことは安いようです。しばらくすると、たっぷりわかめの入ったラーメンがでてきました。チャーシューはちょっと大きく、おつゆは少し濃いめでしょうか。ただ、この日の私の体調のせいかもしれませんが、塩気がちょっと強いようで、おつゆはほとんど残してしまいました。

 でも、この吉備路のラーメン戦争って、何なんでしょう。正直にいえば、吉備路にはラーメンより、和そばかうどんが絶対に似合うと思うのですが・・・。ラーメンでも、もっと超薄味のラーメンなら何とか似合うかもしれません。
 あとで我がつれあいどのが言っていました。「あそこって、山手銀座とか吉備路銀座とか言うらしいわよ。」聞けばこんどの職場の同僚に、吉備路の人がおられるとか。どういう気持ちで地元の人たちは○○銀座なんてよんでいるのでしょうか。
 そういえば、「杉原美術館」に出品していただいている高谷さんも、吉備路の人でした。
 わが家と吉備路の関係は、時代を越えて続くようです。
PS: 休:金曜。  営:11:00-19:30

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尾道編3  全国的有名店の奥で

  またまた尾道編です。「尾道ラーメンは、ミンチ入りか???」という疑問を解くためにというのはうそで、ちょうど用事があったのです。
 尾道でお訪ねした方が、「尾道のラーメンなら、やっぱり”シュー”さんかなー。」といわれるのです。よくよくお聞きしてみると、このページでも取り上げたあの全国的有名店「朱華園」のことです。
ちょうど昼時、ではちょっと寄って帰ろうかと立ち寄りました。ところが、やはりおすなおすなの大行列。うーむ。前でしばらく様子を見ていたのですが、「岡山のラーメン屋では、ちょっとおいしい程度」という前回の私の独断的感想では、並んで食べるほどではないか・・・。とあきらめてしまいました。

 で、そのまま海のほうへ車を走らせて、突き当たりを右に曲がったところ、なんと小さいラーメン屋さんがあるではありませんか。「ラーメンつたふじ」とあります。幸いお客はいるようですが、並ぶほどではありません。おなかが空いたときはなんとかで、思わず飛び込んでしまいました。
 カウンターのみで10席くらいでしょうか。私好みの小さい店です。ラーメンの並と大。カウンターにはおにぎりや、稲荷寿司がおいてあります。「ラーメンの並ください。」
 出てきたのは醤油味のラーメン。食べて見るとなんとなく「朱華園」と似た味です。なんと、あぶら身までが浮いているではありませんか。こちらは朱華園のと違って、ちょっと小さいミンチですが。「尾道のラーメンって、こんなミンチが浮いているのが特徴なんですか。」おもわず聞いてしまいました。
ところが「店によってみな違いますよ」という、おばさんの不機嫌なお返事。どうも朱華園と比較されるのが気に入らなかったようです。
 でもこれはおいしかったです。お腹が空いていたせいばかりでもないと思いますが、口の中の美味しさを壊すのが惜しくて、とうとう晩まで水も飲まずに過ごしてしまいました。食べ終わって出ようとすると、いつのまにか席は満席で表には数人の行列までできているではありませんか。
 うーむ。全国ネットでなくても、知っている人は多いんだ。
 尾道の楽しみが増えた1日でした。
営:11:00-21:00   休:火曜

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「ネギカツオの美味しかった、屋台のラーメン」

  ラーメンというと屋台がつきものです。一昔前までは、岡山の町でも屋台があちこちにあったものですが、いつのころからか少なくなってしまいました。かわって今は集合店舗とでもいえるような、「屋台村」なんていうのが盛んです。旅をしたとき、駅前の屋台のラーメンというのがいつも思い出だったのですが、時代がかわってしまったようです。

 ところが、ありましたありました。屋台のラーメン。でも、ちょっと郊外の交通量の多い道路沿いなんです。残業帰りなどにちょっと車で寄るのにはべんりです。
 私も何回か寄らせてもらいました・・・。でもなぜかこれまでここへ書いていません。
 このあいだまた食べました。「あっ、ここをまだ書いてないんだ。」
 岡山市の中心部から、国道30号線を南へ。2号線との交差点のすぐ手前、三好野というおおきなレストランがあります。その横に夜は「ラーメン」という堤灯が下がっています。中へ入って行きますと建物に寄りかかるようにして、テント作りのラーメン屋さん「麺道楽」があります。軽四トラックの荷台いっぱいに調理器具をつみ、そのまわりに張り巡らしたテントはけっこう広いのです。

 「今日は何にしようかなー。うーん。あの、ネギカツオとかいうの下さい。」
醤油ラーメンにねぎがいっぱい。さらにそのうえに「花かつお」が山盛りにふんわりのってでてきました。「花かつお」しか見えないどんぶりの中をかきわけて麺を探す・・というかっこうになります。
 醤油にねぎに、大量のカツオ。聞くだけで美味しそうでしょう、みなさん。
 そうなんです。これは美味しかったです。

 「麺道楽」はほかにも、岡山市野田や下中野の児島線沿いなどにあります。屋台のチェーンなんていうのも不思議ですが、どこか関西あたりのチェーンなんでしょうかね。

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健在!、昔美味しかったラーメン店

 私、なぜかラーメンについての原稿を書く羽目になってしまいました。え、いつも書いているではないか??。そうなんですが、ちょっとちがうんです。
このホームページ以外でです。で,やっぱり味などの描写もちょっとはしないといけないらしいのです。
 ところがです。え!、どんな味だったかな?。覚えていない・・・。というところが少なくないんです。よく行くところはいいんですが、ちょっと遠かったり、いつもの行動範囲から少し外れているところなどは、めったにたべませんので、「たしか美味しかったように思うが?」という以外記憶に残っていないところが以外と多いのです。

 で、再び食べに行く羽目に。中華そば「富士屋」もその一軒です。そうです。岡山駅西口から西へ徒歩3分。国際交流センターのすぐ裏手にあります。
 何年も食べていないこの店。この特集の最初の頃、「昔美味しかったラーメン屋」というところで、お向かいの「浅月」といっしょにほんのちょっと触れました。けっこうな有名店らしいのですが、ちっとも昔と変わっていません。
表戸をあけて入っても、なんか昔のまま・・・なんです。前記、お向かいのこれまた有名店「浅月」は、この店の隣に支店を出したのをはじめ、市内各地へ支店を出しています。しかしここは・・・。
 でもみなさん。ここは特別なんです。岡山のラーメンには「富士屋系の味」というのがあるそうなんです。そういわれる店はけっこう多いらしいのですが、ここがその元祖のようなんです。
 え、どんな味かって。それがみなさん。普通の味なんです。醤油のどちらかといえばあっさりした味に、細い麺。普通にチャーシューとメンマが乗ってでてくるだけです。何か昔懐かしいといいますか、普通のラーメンといいますか。
 それでいて結構美味しい。スルスルと入ってしまいます。
 今日もそうでした。それでいてあとに味が残りません。私としましてはどっちかというと、美味しい味があとあとまで口の中に残るほうが好きなんですが、ここはここでなぜかそれでも不満が残らないのです。
 ふとみますと正面にビニール袋がずらずらと。「お持ち帰りそば」なんだそうです。持って帰って家庭でつくって食べる・・・。昔はこんなものあったかなー。でも人気なんでしょうね。こんなものがあるってのは?。
 地方発送もあるそうですから、昔からの、美味しい、岡山のラーメンの1つを、御賞味なされたい方はどうぞ。決して後悔はしないと思いますよ。
  086-253-9759  

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