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ミステリーツアー・伊豆編・上

今度は「78㎡のスイート&オーシャンビューと、群青の温泉リゾートホテルに泊まる、潮風薫るミステリーツアー」(阪急交通社)という長ーーい長ーーい名前のツアー、2泊3日でした。
 コロナ禍という長い長い閉塞生活が2年近くにも続いている最中です。第5波という巨大波で岡山県でさえ「緊急事態宣言」が出て終わり、やっと少し新規感染者が減って一桁になってきました。ワクチンも接種したし、年寄り?でも, もうちょっとした旅行は大丈夫かな?と2泊3日ツアーに申し込んだのでした。
 えっ、ミステリーツアー??行先どこ??。
 2回目だけど(一回目は九州でここ)  行く先が秘密なので、「ミステリー」とか??
 で、送られてきたパンフレットを頼りに謎解きでした。

初めは謎解きから始まります。

 「これって、想像したり調べたりしろ」ということじゃない??
 とりあえず行けそうな日を選んで、申し込んで、相方さんと競争でネットを頼りに調査調査????
 で、さすが相方さん。ちょっとしたヒントから「小室山」という山名を引っ張ってこられました。(写真は近くの「大室山」、これもミステリー山?)
 えっ、小室山?。調べてみると、静岡県の伊豆高原にある山で、最近「360度一望」という展望デッキが出来たところらしいです。
 ということでいろいろと迷いながらも、どうやら伊豆を中心としたツアーらしいと・・・・見当をつけて、さて出発でした。以下順にレポートします。

新幹線グリーン車の中で

 早朝で、倉敷市の水島地域に住む私たちは、家を6時過ぎには出なくてはなりません。早朝散歩が日課の私はともかく、相方さんは朝が弱いのに頑張られました???
 とにかく水島臨海鉄道で倉敷駅へ。そして山陽線で岡山駅まで。
 岡山駅集合7時20分という指定は、私たちにはけっこう大変でした。
 で、岡山駅で係の人から乗車券を受け取り、新幹線「のぞみ94」で新大阪駅へ。そこから「こだま712・9号車グリーン・13-AB」という指定でした。

 そこで添乗員さんが乗ってきて、これからのスケジュールを発表!!!と思いきや(前回、3年前にはそうでした)次の停止駅さえ秘密だとか??(笑笑・・・)

 えー、想定外???

 と、本当にミステリーで始まったツアーでした。

最初は「マグロ丼」でたちより昼食

 新大阪発の「こだま」。行先は結局「浜松」でした。例によってそこから観光バスで移動です。これから3日間、約600キロものバスの旅になろうとは??結論は「疲れました」。2泊3日と短くて良かったです。

 浜松から天竜川を渡って東名高速を一路東へ。なるほど、一人ひとり乗車賃のかかる新幹線より、バスでまとめて倹約なのかと・・・。意地悪を考えているうちに、焼津インターを下りて・・・。
 『焼津』は「日本一の水揚げ量を誇る南マグロ」という、「まぐろ茶屋」での昼食となりました。最初の昼食でしたが、旅の最初としては驚きの少ないもの。でもまあ・・・。
 ところがここで思わぬ邂逅が。何とあの小泉八雲がこの地へ少しの間(3カ月余)立ち寄ったとか。す、素晴らしい!!

新しい絶景展望台

 そして次は、延々とバスの旅が続き、いよいよ伊豆高原の「2021年7月オープンの絶景テラス」へ。  急こう配のロープウエイで、「伊豆パノラマパーク 藍(あお)テラス」だそうです。

 少しの水を張ったテラス、ここへ青い空が映り、むこうに富士山が見えると、まさに絶景とか。この日は残念ながら曇りで雨もパラパラ。残念な絶景でした。  


元はマンション。広ーいお部屋でした

 初日のお宿は「ヴィラージュ伊豆高原」というところ。高台にあり、真正面に伊豆大島が見える、とてもロケーションのいい所でした。
 どうやら20年ほど前にマンションを買い取ってホテルにしたようで、各部屋が78㎡以上という、4部屋にキッチン風呂付き・・・。3LDKのマンションを一日借りたようです。すごい!!!!!
 夕食はバイキング。美味しかったです。思わず「ここって、一品一品がよく吟味されているようで、とても美味しい。」などと柄にもなく料理の感想を言ってみたりしてしまいました。
 あーやはり旅では、最近出てきたお腹をひっ込めるのは無理ー・・・・。

 ただこのお宿、ただいま改装中で、時間で入れ替え制のお風呂など、少々不便なところもありました。
 ミステリーツアーは、こんな所で費用を倹約なんでしょうか?

 ところで、下の中の写真、正面沖に見えるのは伊豆大島です。

おっと、綺麗過ぎる『火山』?です。
 このお宿の南側の窓、正面に何とも綺麗な山が見えました。端正な台形。まさに小富士なんですが、木が一本も生えていない。本当に美しいお姿なんです(思わず”お”をつけてしまいます)。
 聞けば「あれは大室山です。」とのこと。
 調べてみると、「噴火口を持つ火山で580m、お椀を伏せたような姿が特徴。頂上へリフトがあり、御鉢巡りも出来る。毎年2月には山全体を燃やす山焼きがある。」
 あ、それで木が生えていないんですね。まるで神の山。しばらく見とれてしまいました。
 行ってみたくなりましたが、おっとここは「ミステリーツアー」でしたね。行けるかどうか?

以下次へ続く