歴史好きの私にとって、伊豆で行きたいところといいますと、まず出てくるのは『下田』です。バスも結構南へ来たな?と思っていますと、道路標示にちょろちょろと『下田』という名前を見かけるようになりました。そう、伊豆半島最南端にあるのが下田の街なんです。
そしてバスは下田の市街地にある「了仙寺」というお寺さんに止まりました。
このお寺さん、創建は江戸初期だそうですが、幕末期にペリーが来て下田が開港されたとき、このお寺はペリーと日本全権の交渉場所となったのだそうです。
その後ここはアメリカの休憩所となり、多くのアメリカ人と地元の日本人との交流場所、いわば異人種間文化交流の場所となったそうなのです。
それで、「黒船博物館(略称MOBS・the Museum Of Black Ship) 」が併設され、見学することができました。
ここには当時の日米交流の場所として多くの資料がのこされていたのです。私もまったく知らなかった、日米交流の足跡。
「幕末異文化交流下田絵巻・黒船」(880円)という冊子がありました。
江戸時代250年の眠りを破った日本人とアメリカ人との驚くべき交流の歴史がそこには記されていました。一般には売られてないようですが、これを見ている皆様にはぜひ読んでいただきたいような冊子でした。下に表紙だけ紹介しておきます。
次にバスが行ったのは伊豆半島最南端、『石廊崎』の灯台でした・・・と言いたいところですが、ちょっとお昼ごはんです。
何でも「伊豆の下田」はキンメダイ(金目鯛)の水揚げ日本一だそうで、「キンメダイ」は「鯛」の仲間ではなく、水深200から800mに住む、れっきとした深海魚なんだそうです。
そのキンメダイを中心とした美味しい昼食、下田市のお隣、南伊豆町の「おか田」さんというお店でいただきました。キンメダイの煮つけ、南蛮、刺身、揚げたウロコ、味噌汁と、キンメダイ尽くしでした。
店主殿はさすが博識で、さまざまな解説が止まらないこと・・・・。楽しんだり、不思議がったりという美味しい昼食となりました。ごちそうさまでした。
次に立ち寄ったのは「南伊豆アロエセンター」という所でした。なんと、ハウスだけでなく、隣の山の斜面いっぱいにアロエが栽培されていました。
岡山では、アロエは霜に弱く、冬は屋内に入れないとだめです。
「もしかしてこの南伊豆では、冬も霜が下りないんですか?」答えはYESでした。
以下次へ続く
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