|
いまさら何を?と言われるかもしれませんが、私はなぜか日光東照宮というと、中禅寺湖のほとりにあって、華厳の滝も近くだとばかり思っていたのです。でも、少し違うんですね。東照宮や輪王寺は、中禅寺湖より東へ12キロばかり離れた位置で、泊まった鬼怒川温泉とのちょうど中間あたりにあったのです。
さて、最終日はその日光山輪王寺と東照宮でした。
「三仏堂(さんぶつどう)」には入らせていただきました。でも、写真撮影は出来ず、ちゃんとしたレポートにはなりません。あしからず・・・。
でもやはり今回の旅行の最大目的は日光東照宮です。 ![]() ![]() 輪王寺の横手から進んでいくと正面に見えてきました。正面の鳥居には「東照大権現」と書いてあります。家康が神として現世に下りてきたのです。 おりから振り出した雨の中を頑張って歩きました。 おや、左手に立派な五重塔が。 江戸時代、若狭(現福井県)小浜藩主が寄贈したというこの塔、心柱が浮いているという、現代の免震構造にも通じる貴重な建築技術が使われているとか。すご~い。さすがに江戸期の文化の最高峰の一つですね。
進んでいくと、いよいよ東照宮の境内です。まずは、超有名な陽明門です。さすがに中国の君子の姿をかたどった彫刻を含めて、508体という彫刻で覆われているというだけあって、すごいものでした。 |
しかし中には陽明門のほかにも、いろんなど派手な建物が並んでいました。 私は著名な三猿とか眠りネコとかは、すべて陽明門にあるとばかり思っていましたが、これまた違いました。ああ、昔の記憶のなんと不確かな事でしょう? 名工左甚五郎の作と言われる「眠り猫」は、家康の墓所(奥社)への道を守るものとして、坂下門の前にありました。その裏にはネコが寝ている間は平和だと、戯れる雀2匹を配したもの。なかなか洒落いますね。面白いです。「眠り猫」って、そんな意味があったのですね。 家康の威光がある限りは世の中平和なのだと。ちょっと家康くんが好きになりました。 |
最後に「日光の社寺」という地図を掲げて、このレポートを終わります。(2019,7)
![]() PS:何だか今回は尻切れとんぼになってしまいましたね!キャー!!ごめんなさい
|