約7ヶ月ぶりの四国巡りです。予定を早めて前日の夕方に出発。国道フェリー(往復5,460)を経由して、高松・坂出から一気に豊浜まで走りました。エッ、そうですよ。もちろん貧乏旅行です。高速道無し、宿は道の駅での車中泊です。「道の駅とよはま」は海岸でなかなかいい風情ですね。
翌朝は4時半に出発。そのまま松山市内へ入りました。前回最後に松山市内東部の四国46番浄瑠璃寺から51番石手寺までを早回りしたのですが、今回はその近くで残したお寺サン達を訪ねました。
まずは「四国ぼけ封じ33観音19番圓福寺」です。四国46番浄瑠璃寺からさらに南へ下ったところでした。地図では県道207号線から農道を東へ入りこむようになっていましたが、実は207号線沿い、しかも西川です。この「四国三十三観音案内地図」どうもわかりにくくて苦労しました。
さて圓福寺、反対側の石段下には旧道の古い家並みが続いています。鐘を鳴らさせていただきましたが、緑に囲まれた小山村の心地よい雰囲気のお寺さんでした。
次は四国47番八坂寺の少し北にある「四国別格霊場9番文殊院」です。古い家並がびっしりと立ち並ぶ中にありました。狭い旧道がわに開かれた小さなお寺さんで、えっ、ここが「別格霊場」とさえ思ってしまいました。
ところが、なんとここは四国遍路を始めたと言う、あの河野衛門三郎の旧宅跡で、高野家の菩提所だそうです。
どうやらこの『別格霊場20』というのは、弘法大師や四国遍路のちょっとしたエピソードを持つお寺さんを集めたもののようですね。十四ヶ橋といいこの文殊院といい、大寺の中に小さいお寺が「別格」となっているのは、こうした理由があるように思われました。
四国観音20番大師寺は、松山市東北方の山中にありました。奥道後へ行く途中を入るのですが、坂道の横に埋もれたような建物で、もう少しで行き過ぎるところでした。奥まったところには大きな不動明王が祀ってありました。
ここはお留守で、朱印が置いてありましたので押させていただき、300円納めて後にしました。。
次はやはり四国観音21番儀光寺です。市西北部、三津浜港に近いところです。何と、国道437号の立体交差の高架の下から「この下で~す」とでも言うような看板がのぞいていました。
住宅地の中です。古い土地の「故郷のお寺さん」という表現がぴったりしたお寺でした。
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