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44番から国道33号線を北へ、三坂峠を越えるといきなり松山市です。国道はそれから陶器で有名な砥部町へと入っていくのですが、それより一本東の谷から松山市街の東にかけて、10数キロの間に四国霊場46番から51番までが順に並んでいます。本来ならば歩くところですが、今回の旅は今日で終わりで、午前中しか余裕がありません。そのためやはり車での巡拝とさせていただきました。
松山平野の入り口とも言えるところにあるのが四国46番浄瑠璃寺です。今回回った四国霊場24番から51番まで28ヶ寺のなかで薬師如来を本尊とするお寺さんは、ここも含めて10ヶ寺。3分の一を越えています。それも意外に高知や松山といった中心地に近いところが多いのも特徴です。そのなかでもここは薬師如来の別名、瑠璃光如来から寺名をとったというお寺さんです。郊外の落ち着いたお寺さんで、参拝者も多かったです。
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しかしそれよりも私が嬉しかったのは、このお寺さんが「憲法9条の会」に賛同し、お寺として賛同署名を集めておられたことでした。そして「ミャンマー軍事政権による、僧侶、市民の殺害、弾圧」に抗議する看板もだされていました。 今回の四国めぐりの6日間の旅。この石手寺が打ち止めになったのは、きっと平和を愛する弘法大師さんのお導きに違いありません。帰途のハンドルの何と軽かったことか。(2007,10)
PS:旅を終わっての総括といいますか? 6日間で、四国霊場28寺、四国ボケ封じ観音9寺、四国別格4寺、総計41寺。重複があるため実質39寺。 多くは車だったのでこんなにたくさん回ってしまいました。今こうしてメモを見てもどこがどこか、印象の薄いお寺さんもあります。もう少しゆっくりした方が良かったかも知れません。 なんて、いつもの反省ですけど。 歩きは10月3日、高知市南部の1日のみ。その日48、368歩。自己最高ですが約29キロ。全コース歩くには、1日30キロでは少ないのでしょうね?。この疲れ方では、歩き通しは無理かもと思いました。まあ、気力も持つかどうか?松山市東部はお寺がまとまり、歩いてみたかったですが、時間が無くて・・・。 車の走行距離1350キロ。ガソリン代だけで15000円。フェリー代、バス・タクシーを入れて交通費が23,000円を超えました。総費用の半分近く・・痛いです。 四国で行ってみたかった「早明浦ダム」「室戸」「宇和島」にも行けました。 そして、室戸をはじめ素晴らしい景色や、歩きどおししの人などいろんな人との出会い、各地の歴史にも触れて、新発見も多く、人生に幅をいただいた6日間でした。 感謝!感謝!
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