「ふくわたり~~~」大きな声が聞こえてきます。見ると厨房のほうからなにやらやってきます。あ、アンパンマンではありませんか。「高瀬舟」に乗ったアンパンマンがラーメンを運んでくれるのです。五木ひろしの「高瀬舟」がヒットしているそうですが、ここの高瀬舟も健在でした。
ここは、国道53号線。岡山から津山へと向かうメイン道路です。御津町(今は岡山市)から旭川を渡って建部町へ入ったばかりの左側にある「ドライブイン旭川」は、今やラーメン専門店なのです。この原稿を書くためと、数年前にお目にかかった「高瀬舟」がまだ健在なのかとやってきてしまいました。もちろん五木ひろしファンならではの行動でもありましたが??。「雪も桜も 蛍火も ふたりで見りゃこそ絵に描けた・・・・」。う~む、練習しようかなあ??。
あ、透明なあっさりスープのラーメン、やはりことのほか美味しかったのはもちろんであります。ただ歴史好きの私にとっては「高瀬舟健在」も同じくらい良いことではありました。(2006,9)
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新見市の有名ラーメン店
『山金』が岡山市に進出したと聞いて出かけました。国道2
号線新保交差点から北へ、カギ方に右左と曲がったすぐのとこ
ろです。大通りでないのが新規店としては珍しいとも言えるの
ですが駐車場は数台分あります。
「名代中華そば山金」という新見と同じ看板に、すっきりし
た店構え、内部は10数席でしょうか。私好みの「町の食堂」
という雰囲気いっぱいです。
中華そば580円のほか、わかめラーメン、チャーシュー麺
、唐揚げラーメンなどのメニューです。そして出てきたのは、
本当に透明な醤油スープに中細めんといったごく普通のラーメ
ン。ゆっくりと食べていると、じんわりと美味しさが染み出し
てくるようです。ごちそう様でした。
やっておられるのは、明るい女性が二人。どうやら新見のお
店をやっておられた方たちが、こちらに出張ってこられたよう
です。「新見店」「岡山店」としてやっていくとか。岡山でも
地域で好まれるお店としてがんばって欲しいものです。(20
06,9)
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もう8年ほど前のことです。ラーメンHPやTVでのラーメ
ン特集がようやく華やかになったころでした。そのさきがけの
「TVチャンピオン」という番組で、岡山の「浜ラーメン」が
取り上げられたのです。郊外のどちらかといえば地味なラーメ
ン屋さんが一躍全国区になりました。土日といえば関西ナンバ
ーの車が止まるようになっていたのです。岡山のラーメン屋さ
んが全国区になるさきがけだったのです。
そして8年、「浜ラーメン」は相変わらずそっと営業されて
いました。内装は最近きれいになったようですが、席は10席
あまりとこじんまりしています。ラーメンは500円。塩、味
噌ともに500円と価格も変わりません。白濁トンコツのしょ
うゆ味スープは、細いストレート麺とともに、相変わらずのバ
ランスで、昼時にはお客さんでいっぱいになっていました。ガ
ッツ石松をハンサムにした?ようなご亭主のラーメンです。
私も本当に久しぶりでしたが、美味しいです。この美味しさ
は、食べた後3時間は幸せ感が続いてしまいそうですね。場所
はRSKメディアコムの南西すぐのところです。
営業:11:00~14:00、17:00~23:00
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(2006,10)
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今は浅口市となった旧鴨方町。その中心付近の2号線沿いに
一軒のラーメン屋さんがあります。のれんが下がって『一歩』
とあります。これまでは前を通るのが食事時でなかったので、
気になりながらも寄ったことがありませんでした。
中はカウンター席が数席とこじんまりしたお店です。醤油ラ
ーメン550円に各種ラーメンメニューに塩ラーメンもあるよ
うです。餃子、唐揚げなども。
出てきました。透明なスープに細いプルプルとした麺。玉子
半分も入っています。さっぱりとした高級感のある味で、とて
も美味しかったです。
帰るとき「よろしかったら、デザートをどうぞ」とアイスク
リームを勧められました。(2006,10)
写
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岡山大学医学部のすぐ近くにあった「鳳夢蘭(ほうむらん)
」というラーメン屋さんが先日引っ越しました。直線距離で4
00mばかり西へ、岡山市役所から大供公園をはさんで南隣へ
です。
5年前の開店以来マニアの間では評判が高く、不定期な休み
があっても、通い続ける人が多かったのです。
引っ越してからは初の訪問でした。カウンターとテーブル席
で10数席、前より少し手狭になったようです。でもちょうど
昼時だったせいか、ほぼ満席の盛況でした。運良く一番端が空
いていて、入れてもらいました。
支那そば650円。肉そば900円などのメニューに、昼時
はご飯と玉子焼きがついたセットメニューもあります。濃い醤
油スープは和風だしの香りがたっぷり、麺はストレートで最近
では少し太めの部類に入るでしょうか。全体としてボリューム
もあり充分に美味しいです。食べたときの幸せ感があとあとま
で続く、私好みのラーメンでした。ご馳走様でした。(200
6,11)
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数年前に新見の町おこしとかで始まった「猪ラーメン」。今でもメニューで出す店が数軒残っていて、新見の名物としてすっかり定着した感があります。国道180号線を北へ進んでいきますと「新見らーめん いぶき」の看板がありました。ちょうど1年ぶりでございます。
少し国道から入るのですが、広い駐車場にわりと広い店内は、お昼時の常連さんたちでにぎわっていました。
猪みそ肉ラーメン700円をいただきました。猪肉に豚肉を巻いた「いのこチャーシュー」とそぼろ状の猪肉を味みそ仕立てにした味噌肉の取り合わせです。スープは猪骨も入れて出汁をとった濃い醤油スープです。前回味噌スープと勘違いしましたが、どうやら岡山では「松系」にも似た美味しいスープでした。
肉味噌には、猪の臭み抜きでしょうか?香味野菜が入っています。聞けば「ゆずです」とのこと。このゆずの香りがいっぱいに広がって、ちょっと変わっていますが、まことによい香りとバランスのラーメンを生み出していました。自家製麺の中細ストレート麺とあわせて、大変においしくいただきました。ご馳走様でした。(2006,11)
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備中高梁、ここは「3丁目の夕日」も真っ青な、昔風のラーメンが多く残るところです。水野晴郎氏の親戚という「ビックリ屋」、そして「丸金」「味屋」「かどや」etc・・・。すぐに何軒かがあがります。豚骨醤油のあっさりスープに中細ストレート麺。戦後すぐから始まった店の多くでは、最初からコショウさえ振りかけてあるのです。まさに昭和20~30年代に各地にあった「食堂のラーメン」がそのまま残るのが、ここ高梁なのです。
今日は実は「丸金」を目指したのですが残念、休日でした。そこで、高梁市観光駐車場から少し北にある「味屋」を訪問しました。町屋の続く通りにある、昔風の食堂という表現がぴったりのお店です。
そして出てきたのは、まさに昔風のあっさりラーメン450円でした。ごま塩頭のご亭主は、他のお客の求めに応じて、ビールやおでんを出しておられました。このお店には以前に「松崎茂」がロケのときにきたそうですが、本当にに「3丁目の夕日」です。私にとっても、なにもかも懐かしさに浸りながらの、幸せな時間でした。ゆっくりといただきました。ありがとうございます。ご馳走様でした。
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総社市真壁。総社大橋東詰のややこしい交差点を北へ、高梁川の土手に進入します。しばらく行って右下へ下りたところにある「ラーメン専科 木かげ」、少々派手な店構えです。店の内外に、これでもかというくらいメニューの写真がいっぱいなのです。ウイングバレイという広い工業団地と土手とのわずかなすき間、何となく「現代の隠れ里」といった雰囲気の場所だけに、おもいっきり派手にしたのかもしれません。
おすすめメニューの「元気ラーメン700円」出てきました。上には豚肉と生ニンニクのスライスがたっぷり載っています。「その下にニラが敷き詰めてあるんですが、それが見えないようにというポリシーです。」とご亭主。なるほどすごい。これなら風邪なんかいっぺんで吹き飛び、元気になること疑いありません。食べ始めると、もやしも豊富に入っているのに気が付きます。麺は中細ストレート、スープはピリ辛風味の醤油スープ。それでけっこう美味しかったのです。岡山県下でもおそらくこれほどのものはここだけでしょう。
もちろんニンニクの入ってない「木かげラーメン500円」もあります。中央にキクラゲがあり、その周りを少し黒っぽいチャーシューがずらりと取り巻いています。お隣の常連さんは、これにご飯と餃子を加えて食べておられました。見るからにお得感いっぱいで、これも美味しそうでした。
ほかに「ホルモンラーメン900円」なんてのもあります。またおでんや冷奴、手羽先など、おつまみメニューも豊富でした。
何しろ総社大橋のところは危険がいっぱいです。国道180号線、井尻野交差点の、もう1つ北の交差点から西へ入って、高梁川の土手に突き当たってから南下したほうがいいかもしれません。駐車場は数台。20席あまりのようでした。
現代の隠れ里、「ラーメン専科 木かげ」ごちそう様でした。(2006,11)
休み:日曜
営業:11時~14時、17時~23時
TEL:0866-92-5530
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昨年11月、岡山初の「ラーメン博」が開かれた。「OH*」放送局の主催であったが、我が岡山ラーメン学会も出品したりしてなかなかの賑わいであった。
そのなかで、日頃は無名の店がなぜか大行列で、人々の関心を買ったのである。倉敷市吉岡、倉敷駅の前の通りをずっと行ったところにある「職人堂」。「いつも食べられないところを」という心境を割り引いても、不思議な大行列ではあった。
店へ行くと「京都鶏塩ラーメン」「函館えび味噌らーめん」「熊本コク旨とんこつラーメン」などのメニューが並び、麺の太さが「普通、細麺、極細麺」から、スープが「あっさり、こってり」から選ぶようになっている。お客の好みに応じてなんでもありのようだが、一方「この店の味」ってあるのだろうか?なんて意地悪も考えてしまう。
おや、それなりのお味ではありませんか。「極細こってり鶏塩」を食べた私は、こっそりとつぶやいたのではあります。聞くところでは、倉敷の有名料理店Kが、「地・・」というラーメン屋とは別にはじめた店だという説もあるようです。(2006,12)
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