前へ 「ネパール旅行記」タイトルページへ戻る 次へ

うーむ!フルバリ・リゾート(ネパールの高級ホテル)
ネパール旅行記8

 ジョムソンから到着したポカラ空港。耳がツーンとなり、猛烈に痛い。痛さは30分以上続いた。2000m以上の高度差で、こういうところでは耳栓が必要なのかもしれない。  しかしここポカラは暖かい。標高700m。亜熱帯に近いそうだ。1枚脱ぎ、2枚脱ぎ・・・。車に揺られて今日の宿に到着する。ポカラの東南方、深い谷を刻むカンダキ川の断崖絶壁の上に立つホテル「フルバリ・リゾート」。窓から眺めるフィッシュテールをはじめとしたヒマラヤの山々も絶景である。5つ星ホテルだそうだが、ゴルフ場やテニス場、広い庭もある素晴らしいホテルである。部屋も広く、シャワー、着替えと・・・生き返ったようであった。ここへ普通に泊まると、200$だそうだ。

レイクサイド(ポカラ)散策

 おそらくホテルで食べると目が飛び出るのであろう。昼食はバスで移動してレイクサイドへ。「今日こそラーメンを」というマサミさんの私に対する精一杯の配慮も、目当ての中国料理店が休日。やむなく2日目のホテルに近いレストラン「ハングリーアイ」で。スープや餃子も美味しい。
 そのままレイクサイド散策。みんなは土産物店に興味を持ったようだが、私とOK夫人は「街の様子が見たい」と別行動。あ、というより久しぶりにちゃんと散歩がしたかったのでした。右は巨大な菩提樹。レイクサイドといっても、なんだか汚染がひどく、湖にはあまり近寄れません。でも街のはずれにくると、人の営みが見えるようで、ちょっとでしたが面白かったです。しかしこのほこりには閉口します。

ブッダ航空社長の家族的おもてなし

 マサミさん一家、なぜかネパールの中堅航空会社「ブッダ航空」の社長とお知り合いらしいのです。で、今晩はその社長宅におよばれでした。自宅の屋上に敷物を敷き、中央に手作りの料理が並びます。みんなで囲んでパーティー。これがネパールの「おもてなし」らしいのです。奥様やお子様、おばあ様などがお顔を見せておられました。素晴らしい!。白いキュウリと大根のスライスに始まって料理は『麦』(おかやまの)でも食べるような種類ですが、やはり本物の家庭料理。ビールとともに美味しかったです。
 空の星たちを眺めながら、文字通りネパール家庭料理に舌鼓。ポカラの夜は更けていったのです。でも前夜のジョムソンに比べると大変に暖かいところでした。

再び「フルバリ・リゾート」のこと

 高級ホテル「フルバリ・リゾート」は連泊予定でした。汗をかいたりしたので、下着を勝手に洗濯。よく眠れました(感謝!)。
 朝起きてみると、前日に比べてもまた素晴らしいヒマラヤの連山が窓の外です。写真はどこかの山にそっくりのマチャプチャレ山(英語でフィッシュテール)。で、ホテルの周りを散歩としゃれ込みました。少し行くと左に大きな崖が見えてきます。カンダキ川がきざんだ崖。すごい眺望です。しばしたたずみながら次へ。おや、ここではニワトリや孔雀まで飼っているようです。
 ホテルを一周したところに、お釈迦様の弟子たちが、寝そべって論議を交わしていると言う5~6人の像があります。ここでは本当に時間が悠然と流れているんだなー。などと感心しながらの朝食でした。

日本山妙法寺のこと

 地図を見ていますと、ポカラ西方の山の中に「日本山妙法寺」というお寺があるようです。レイクサイドからも西の山の上に仏舎利塔のようなものが見えました。「日本山妙法寺」とは、日本の平和行進などに太鼓を叩きながら参加してくる、平和運動に熱心なお寺さんです。私もなんとなく親近感を持っていました。5日目、午前中は空いているようでしたので「あそこへ行って見たい。」とゴダール氏にお願い。彼は心配だからと友人のデブ氏をつけてくれました。デブ氏のバイクの後ろに乗って山の下まで移動。そこからは狭い石段道を歩きです。周辺を見ますとここいらもすごい段々畑が続いています。しんどい。でもデブ氏に荷物を持ってもらうなどしてなんとか頂上へ。ここも絶景です。天気も良く、湖に映るヒマラヤも素晴らしいものです。

 「日本山妙法寺」はここへ「アジア平和の塔」という仏塔を立てて、祈願している様子でした。西洋人のカップルも2~3組訪れています。訪ねると、本堂でネパールの僧が招き入れてくれました。毎日ここへお参りしているそうです。おかげで「日本山妙法寺」の上人像も祀られたところで、両手を合わせることができました。「ナムミョーホーレンゲキョー」と何回か灰を額に付けていただきました。また自分の署名もさせていただき、本当に幸運に恵まれた訪問でした。帰路に山の急坂で牛に追いかけられたのも、今ではいい思い出です。あ、ジョムソン空港で出会った日本のツアーの方々ともここでも出会ってしまいました。(2005,11)

前へ このページのトップへ 次へ