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ジョムソンから到着したポカラ空港。耳がツーンとなり、猛烈に痛い。痛さは30分以上続いた。2000m以上の高度差で、こういうところでは耳栓が必要なのかもしれない。
しかしここポカラは暖かい。標高700m。亜熱帯に近いそうだ。1枚脱ぎ、2枚脱ぎ・・・。車に揺られて今日の宿に到着する。ポカラの東南方、深い谷を刻むカンダキ川の断崖絶壁の上に立つホテル「フルバリ・リゾート」。窓から眺めるフィッシュテールをはじめとしたヒマラヤの山々も絶景である。5つ星ホテルだそうだが、ゴルフ場やテニス場、広い庭もある素晴らしいホテルである。部屋も広く、シャワー、着替えと・・・生き返ったようであった。ここへ普通に泊まると、200$だそうだ。
おそらくホテルで食べると目が飛び出るのであろう。昼食はバスで移動してレイクサイドへ。「今日こそラーメンを」というマサミさんの私に対する精一杯の配慮も、目当ての中国料理店が休日。やむなく2日目のホテルに近いレストラン「ハングリーアイ」で。スープや餃子も美味しい。
高級ホテル「フルバリ・リゾート」は連泊予定でした。汗をかいたりしたので、下着を勝手に洗濯。よく眠れました(感謝!)。
地図を見ていますと、ポカラ西方の山の中に「日本山妙法寺」というお寺があるようです。レイクサイドからも西の山の上に仏舎利塔のようなものが見えました。「日本山妙法寺」とは、日本の平和行進などに太鼓を叩きながら参加してくる、平和運動に熱心なお寺さんです。私もなんとなく親近感を持っていました。5日目、午前中は空いているようでしたので「あそこへ行って見たい。」とゴダール氏にお願い。彼は心配だからと友人のデブ氏をつけてくれました。デブ氏のバイクの後ろに乗って山の下まで移動。そこからは狭い石段道を歩きです。周辺を見ますとここいらもすごい段々畑が続いています。しんどい。でもデブ氏に荷物を持ってもらうなどしてなんとか頂上へ。ここも絶景です。天気も良く、湖に映るヒマラヤも素晴らしいものです。
「日本山妙法寺」はここへ「アジア平和の塔」という仏塔を立てて、祈願している様子でした。西洋人のカップルも2~3組訪れています。訪ねると、本堂でネパールの僧が招き入れてくれました。毎日ここへお参りしているそうです。おかげで「日本山妙法寺」の上人像も祀られたところで、両手を合わせることができました。「ナムミョーホーレンゲキョー」と何回か灰を額に付けていただきました。また自分の署名もさせていただき、本当に幸運に恵まれた訪問でした。帰路に山の急坂で牛に追いかけられたのも、今ではいい思い出です。あ、ジョムソン空港で出会った日本のツアーの方々ともここでも出会ってしまいました。(2005,11)
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