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四国の水がめと、ボケ封じ観音11番

 5ヶ月ぶりの四国霊場巡りに出発しました。前回までに阿波を終えて、今回の目標は、修行の道場という土佐高知県・室戸なのですが、途中で四国ボケ封じ観音11番金剛寺へ立ち寄りました。もちろん、あの有名な四国の水がめ、早明浦ダムも見たい!という動機もあったのですけど。
 有料道路を避けて国道32号線を南に。結局高速高知道の大豊インターのところから西へ入ることになりました。TVニュースでいつも見ていた「早明浦ダム」がこんなところにあるとは・・・。本当は知らなかったのです。地図を見て「今回のコースの近くだ。これはぜひ」と、西へ14キロばかりの寄り道でした。

ダム近くの金剛寺

 うねうねと吉野川を遡っていきますと、「嶺北高校」といった、いかにも高知県北部にあるという名の高校にもいきあたります。そして、本山町の金剛寺。山奥のかわいいお寺さんです。かたわらには、老夫婦像を足元に置いた観音像が!。「あ、これが『四国ボケ封じ233観音』の共通する像なのかな?」などと思いながら、お参りしました。
 境内からは、盆地の様子が一望できます。早明浦ダムはどこなんでしょうか?

四国の水がめ

 ということで、すぐ近くでした『早明浦ダム』。なんだかダムの中央が、本山町と土佐町の境になるようでしたけど。吉野川って、この四国めぐりをはじめた頃に、徳島の中央部を流れる大河でした。その上流がここにあるようなんです。おまけに四国の20%の水が集まって、上流の長沢ダム、大橋ダム、そしてこの早明浦ダムから高知、徳島へと流れているようなのです。そして、香川などにも分水して、香川県の命水にもなっているようです。
 おや、源流は、石鎚山なのですね??
 本山町や土佐町の中心街から、ダムの堰堤にすぐ上がれました。西日本一のダムです。そして毎年「水が溜まるかどうか」で、TVニュースになるダムです。ふーん。ここがそうなんですね・・・。おっと、早明浦ダムって、「重力式コンクリートダム」なのですね。まさに土建屋さん推奨のダムなのかも??なんてつまらないことを考えながらの訪問でした。(2007,10)

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