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徳島平野南部の水田地帯を行く
ー四国霊場18・19番ー

山中の静かなお寺、18番

 大日寺から東へ、徳島市の南をかすめて約20キロを車できました。歩けばゆうに5時間の距離です。18番恩山寺。小松島市になるようだが、徳島平野の西の山に入ったところ。山中の良い雰囲気のお寺さんです。
 ここも薬師如来でした。今日は15,17番に続き3つ目の薬師如来を本尊にするお寺に出会いました。わが郷土の法綸寺もそうですが、古来から病気への備えとして薬師如来の信仰がさかんだったことがここ阿波でもうかがえます。

関所寺、19番立江寺
 18番から少し南へ下がったところ。立江町の町並みのなかにありました。門前町なのでしょうか?。別格本山と書いてあるだけあって、見上げるようなすごく大きな本堂です。奥に本尊らしきものがやっと見えました。
 何かここは四国霊場に4つある関所寺だそうです。悪いことをした人はここへはたどり着けないとか。なら私なども??。でも何事もなくたどり着いてしまいました。私のしたことなど悪いことに入らないのでしょうかね? 17時前で人の行き来が多いようでした。

那賀川流域の沖積平野
 18、19番の前には、真っ平らな水田地帯が広がっていました。吉野川につぐ徳島第2の河川、那賀川の沖積平野です。この穀倉地帯も古来から氾濫には悩まされたようで、江戸後期には「万代堤」という大きな堤防工事が行われ、今でもその堤防が残っていました。

 今日はその那賀川の河口近く、国道55号線バイパス沿いの「道の駅那賀川」泊まりとなりました。大きくて雰囲気のある道の駅で、朝数えてみると、連休のこともあり、およそ50台の同宿者がいたようです。(2007,5)

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