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伊予の仏たち、さらに東へ
ー四国霊場64番など-

 横峰寺から下りて、さらに国道11号線を東へ進みました。途中「石鎚山登山道」の標識があります。石鎚山には何年か前に、車ではありますが来た時の記憶がよみがえります。

四国64番前神寺

 その道を少し入ったところにあるのが、四国霊場64番前神寺でした。役小角が開いたという日本7霊山の一つ、石鎚山のお寺さんです。以前は石鎚山の別当寺であったのが、明治の神仏分離で現在の地に下ろされたとか?やはり四国の霊場にはいろんな歴史が刻まれています。
 境内は広く、本堂は近年再建された新しいものでした。

 続いては、JR西条駅前、西条の市街地のなかにある、四国観音24番宝蓮寺です。11号線から北へ入って、少し迷いましたがたどり着けました。

別格12番霊場延命寺

 新居浜市街を通り抜け、さらに東へ進むと四国別格霊場12番延命寺へつきます。ここも小さなお寺さんです。弘法大師が松の木のほとりにいた足の悪い人を治療したことから「イザリ松延命寺」とも、またそのときに千枚通し霊符を使ったことから「千枚通本坊」とも言われているそうでした。
 今では合併して「四国中央市」になった土居町の中心部にあるお寺さんでした。

観音霊場2寺はお留守で・・・

 四国観音25番西福寺への道は迷いました。案内地図で見ても11号線からどこを入ったらいいのかよくわかりません。何度も近くをうろうろとしてから、とうとう電話をかけてしまいました。
 狭い道をようやく通って、たどり着くにはたどり着けたのです。ところがあいにくお留守。室内においてあった朱印をおさせていただきました。
 ここは弘法大師に賜ったという年に3度実をつけるという「三度栗」の本元だそうでした。「三度栗西福寺」というそうです。

 11号線をどんどん東へ。伊予三島市から川之江市へとたどりつきます。川之江駅前の商店街の中にあったのが、四国観音26番吉祥院です。
 山門も驚くほど立派でしたし、本堂も大きく、立派なお寺さんです。ところが換気のためか、あちこちと開け放してあります。それでいて声をかけても応答が無し。お留守のようでした。ど、泥棒はいないのかしら?。数十年前の我が家の近くはみんなこんな感じだったのですが、今でも留守中に開け放ってあるのを見て驚いてしまいました。
 勿論置いてあった朱印をいただいて、300円を置かせてもらいましたけれども。

 この日は合計13寺も廻ったことになりました。いくら車とはいえ、ちょっと多すぎたかもしれませんね。

再度の道の駅「とよはま」から

 その夜は3日前に利用した「道の駅とよはま」へ再度の泊まりでした。そしてその夜は雨でした。

 そのあとは、四国山地に分け入るルートになるのですが、雨上がりでしたので、朝早くには国道をさらに東へ進み、観音寺市内にある四国観音27番延命寺へ。
 延命寺って、私の旅の中ではたびたび遭遇する名前ですね。ここはお隣が日枝神社です。江戸期はたぶん一緒だったのかなー、などと思いながらおまいりさせていただきました。奥へ奥へと建物が続く、以外に大きなお寺さんでした。

 さて、次はいよいよ「伊予から讃岐へ」です。四国山地に分け入って、三角寺や四国総奥の院という仙龍寺などを巡り、雲辺寺のロープウエーにも乗りに行きます。(2008,5)

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