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三角寺からさらに狭い山道を奥へ奥へと進みます。どこまで行くんだろう、前から車が来たらどうしよう・・・などと思っているとき、下にダムが見えてきました。あ、やはりこの道でよかったんだ!! |
建物の中を2階に上がると本堂がありました。仏前の鐘もまた澄んだ音が長ーく続く良いものでした。簡素ですが、私好みの素晴らしいお寺さんです。 ここは「四国総奥の院」なんだそうです。なるほどなるほど、来る道々からここも、そういう雰囲気を漂わせていますね。素晴らしい。 でも、お参りは少ないらしく、お坊さんも暇・・・。私が倉敷市からと言ったら「チボリ公園にこの前行きましたよ」などと閉園近いチボリ談義で盛り上がったりしました。 後で聞くと、以前は三島・川之江近辺のみならず、四国一円から参拝者が絶えず、すごく賑やかなお寺さんだったのだそうです。 私にとっても今回の旅で、一番のお気に入り、イチオシのお寺さんになりました。
仙龍寺からダム湖沿いの道を東へ、国道319号から再び国道192号へ出て、さらに東へと進んだところにあるのが、四国別格霊場14番椿堂でした。
別格15番箸蔵寺は以前に行った(というより、四国めぐりの契機になったお寺さん)ので、次は四国別格霊場16番萩原寺です。香川県に入って、今は観音寺市になってしまいましたが、大野原町です。
次はいよいよ四国66番霊場雲辺寺です。何度も見せられた「雲辺寺ロープウエー」のTVCMです。いよいよ乗ることができるのです。 |
海抜1,000mへ、時速36キロという高速で上がるロープウエーはさすがに早いです。対向の箱との相対速度は72キロになるのですね。ほんとうにあっという間でした。 この日は残念ながら本堂が工事中でした。そのかわり、釈迦の涅槃像を中心に取り囲む五百羅漢像は、新しいものでしたが、様々な姿や表情が充実していて、見ていて飽きさせず、逸品と思わせられました。100年もすれば、十分に名物になるのではないでしょうか? ![]()
雲辺寺下から北へ12キロばかり。元の山本町にあるのが四国67番大興寺です。車を止めて、楠と栢の古木を左右に眺めながらお参りします。小松尾寺ともいうようです。このあと、疲れもあって帰路へとつきました。 四国68番から70番は以前に廻っていますので、次回は71番からです。四国霊場だけだと、残り18ヶ寺になりますね。 今回の旅、総計32ヶ寺を廻りました。少し急ぎ参拝になったきらいもありますが、何はともあれ結構変化にとんだ、楽しい旅をさせていただきました。お寺めぐりはいろいろと想像以上に楽しいですね。今回もその楽しさを発見した旅でした。特に四国総奥の院「仙龍寺」です。(2008,5)
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