新西国33観音めぐり


新西国33観音巡り

2004年12月8日

 坂東、秩父と西国巡りの後に日本100観音巡りもいいが、やはり近くの「新西国33観音」巡りも・・。とはじめてしまった次第。近くの斑鳩寺を手始めに、中国自動車道沿いの各地を巡ると言う形で四ヶ所。
 大正末期に関西の新聞社が募集して成立したと言うこの「新西国」、今は訪れる人もまばらで、各お寺さんも維持に手一杯という様子である。平日などおそらく1日数人を下回るのでは・・・と想像してしまった。
 四国88、西国33、この2つを除けば、あとは秩父と坂東、それ以外のところはどうなのであろうか?最近発足したと言う「瀬戸内33」などの惨状が目に浮かぶようである。  あ、「これは商売ではない・・」確かにそうですね。参拝ルートを確保する事にこそ意義があるとは言えますね。でも、各お寺さんの意欲に比べて、庶民は意外に覚めているような?。
 でも、私のようなものもいますので、各お寺さん、決して望みを捨てないでがんばってくださいませ。
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新西国1番四天王寺

2005年2月14日

さすがに大正時代、関西の新聞社が読者の投票で決めたと言う「新西国33」である。大阪の町のど真ん中。天王寺駅の近く、国道25号線沿いであった。でも大阪不案内の私は、2回も別の道に入りこんで、着いたのは16時と閉門間際。広い境内にこの日はお祭りであったようだが、出店がみな帰り仕度の真っ最中であった。
 京都清水寺についで、賑やかなおてらさんに出くわす。
大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-11-18

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新西国客番清水寺

2005年2月14日

 新西国は「番外」でなく「客番」と言う。少し格がアップしているのだろう。納経帳も案内書もここは1番の2番の間に入っている。
 四天王寺から西へ、道路一本隔てて、すこし裏手に入ったところにあった。しかしなんとか新西国を維持しているような、ひなびたお寺さん。納経所はさらに奥にあって探してしまった。四天王寺の支院のようだ。
大阪府大阪市天王寺区伶人町5-8

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新西国2番太融寺

2006年5月3日

大阪駅前です。
大阪府大阪市北区太融寺町3-7

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新西国3番鶴満寺

2006年5月3日

ここも、大阪駅前から少し北東へ行ったところでした。
大阪府大阪市北区長柄東1-3-12

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新西国4番水間寺

2006年5月3日

貝塚市。厄除観音でにぎわっていた
大阪府大阪府貝塚市水間638

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新西国5番道成寺

2006年4月30日

和歌山県御坊市。この日最初に訪ねるにしては遠かったです。手前の有田でみかんを買って食べ食べたどり着きました。来てみると「安珍清姫悲恋の寺」として有名なところでした。また和歌山県下に現存するものでは最古の寺だそうです。古くは能楽「鐘巻」「道成寺」、歌舞伎では「京鹿子娘道成寺」などがあるとか。
和歌山県日高郡日高川町鐘巻1738

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新西国6番宝亀院

2006年4月30日
 ここは高野山にありました。紀ノ川から延々20キロ、1時間の山道を上って。でもおかげさまで高野山を見ることが出来ました。
その記事はここ
和歌山県伊都郡高野町高野山

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新西国7番金剛寺

2006年5月3日
ここも南朝ゆかりの寺だった
  大阪府河内長野市天野町996

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新西国客番観心寺

2006年5月3日
新緑がきれいなお寺でした。楠正成首塚あり。河内長野市で、千早赤阪村より1本南の谷になるのかな?
大阪府河内長野市寺元475

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新西国8番西方院

2006年5月3日
かわいいが、いい雰囲気です。叡福寺のすぐ前のお寺さん。
大阪府南河内郡太子町太子1663

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新西国9番飛鳥寺

2006年5月1日
明日香の大仏がありました。かっては大寺で、現在でも修学旅行など観光客が絶えないようです。やはり新西国にはいいお寺さんが多いです。
奈良県高市郡明日香村飛鳥

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新西国10番橘寺

2065年5月1日
聖徳太子の生まれたお寺だそうです。。明日香村の岡寺手前右にありました。
奈良県高市郡明日香村橘

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新西国11番当麻寺

2006年5月3日
塔が二つもある大伽藍でした。
 近くに有名な二上山がありました。なかなかいいところです。
奈良県北葛城郡當麻町當麻1263


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新西国客番叡福寺

2006年5月3日
聖徳太子の墓所。新西国は聖徳太子関連が多いですね。
大阪府南河内郡太子町太子2146



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新西国12番東光院 萩の寺

2006年9月5日
9月はじめ、萩は咲き初めだった。豊中市役所近くの街中、かわいいがきれいなお寺


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新西国13番満願寺

2006年9月5日
JR川西池田駅から北へずっと入っていったところ。白壁の山門(大悲門)は珍しい。観音堂は一段したの右方にあった。

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新西国14番神峯山寺

2006年9月5日
前の寺(楊谷寺)から山の中の細い道を長く走ってやっと。山中のひなびたお寺

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新西国15番誓願寺

2006年9月30日
市役所前の御池駐車場に入れて、本能寺の前のアーケード街を歩きました。京都の町中、寺町にちかく、一言観音というそうです。あ、別に私が一言多い・・・というわけではなさそうですけど。でも出会ってしまいました。一言観音さんです。

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新西国16番大報恩寺

2006年9月30日
京都市内の西北部、北野天満宮のすぐ東でした。「千本釈迦堂」として有名なようです。


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新西国客番安岡寺

2006年9月5日
高槻観音。家なみの急坂をあがっていったかわいいお寺


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新西国17番楊谷寺

2006年9月5日
171号水無瀬から北の山中に6キロばかり入ったところ。京都西山三山(西国20善峯寺、光明寺とともに)のひとつだという。柳谷観音ともいわれ、山中の素敵なお寺さんだった。

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新西国18番比叡山延暦寺横川中堂

2006年9月30日
ご存知比叡山延暦寺。その中でも一番北にある横川地区の中堂。山の中に静かにたたずむお堂。ここは本尊も撮影可能でした。なんと、ここは京都ではなく滋賀県であの明智光秀の坂本なのでした。


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新西国19番鞍馬寺

2006年9月30日
 ここは杉原姓探査で来たとき以来5年ぶりです。今度は奥の院から貴船神社へ回ることができました。義経がわかいころ(牛若丸)修行したあたりも通り、良かったです
 京都府京都市左京区鞍馬本町

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新西国20番立木観音

2006年10月1日
 石山寺から瀬田川を下ったところです。車を止めて傍らの山の中へ。石段700段をがんばってたどりつきました。これで、「新西国33観音」さんもやっと満願です。万歳!バ、バ、ば、ば、万~~歳いい。すばらしい。
 これで、西国、瀬戸内、中国、新西国。4つを回り終えました。嬉しいです。今のところ、次は秩父と坂東ですけど・・、と、遠おおお・・・・・い。どうしましょうね??。
立木山 700段の石段も 新西国は これで満願
立木山 静かに続く 鐘8の音に 新西国も これで満願

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新西国21番神呪寺

2006年9月5日
西宮から北へ。団地のなかをのぼる。甲山大師道をのぼっていく。甲山大師、融通観音ともいう。

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新西国22番天上寺

2006年9月5日
六甲山系麻耶山の上。さすが絶景。

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新西国23番能福寺

2006年9月4日
兵庫大仏のお寺。平清盛墓所などもある、兵庫駅前の寺


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新西国24番須磨寺

2006年9月4日
 須磨の町のなかの大きなお寺さん。ここは参拝者が多かった。納経所には月曜日なのに4人も並んだ。この日はお祭りがあったようだ。

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新西国25番太山寺

2006年9月4日
大きなお寺で本堂は神戸市唯一の国宝だそうだ。近くにラジウム温泉がある。山陽自動車道から明石大橋へとむかう途中にちかい。


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新西国26番伽耶院

2006年5月4日
一転して、兵庫県三木市山中の静かなお寺へきています。
兵庫県三木市志染町大谷

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新西国客番浄土寺

2006年5月4日
天竺様(よう)の浄土堂では、天井のない建物のなかに巨大な三尊像がならんでいました
兵庫県小野市浄谷町2093

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新西国27番鶴林寺

2005年10月16日
加古川市の海岸近く、国道250号のすぐ横です。ここも聖徳太子関連のお寺でした。なんてあでやかな『ああたたの観音さま』
兵庫県加古川市加古川町北在家424

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新西国28番光明寺

20056年5月4日
光明寺合戦の舞台で、戦国時代の山城遺跡でした。
兵庫県加東市

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新西国29番酒見寺

2004年12月8日
隣りの酒見明神(住吉神社)のご託宣で建てられたそうである。多宝塔が極彩色できれいだった。瓦の紋章に三つ葉葵が使われている。尋ねると「徳川家から朱印状で領地をいただいているから。代々の将軍家をお祭りしている」とのこと。どうやらここいらは天領だったようだ。加西市には天領が多いとのこと。近くの「500羅漢」は珍しく、羅漢寺でゆっくりと話し込んでしまいました。本日はここで終わり。
兵庫県加西市北条町北条1319

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新西国30番金剛城寺

2004年12月8日
福崎から北へ入ったところ。七種山の麓。七種川のほとりにある。明治になって再建されたそうで、緻密な建築物が続いていて見所満載と言う様子。
 でも、訪れる人は少ないらしく、梵鐘をついたらご住職があわてて?スタンバってくれて、朱印をいただけた。やはり新西国は西国と違って来る人少なし・・のようである。今日の4カ寺のうち、ここのみでもう一組の新西国巡拝者にやっと出会えた。
兵庫県神崎郡福崎町田口236



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新西国31番花岳寺

2005年2月9日
同じところで2つの印をもらった。このお寺は瀬戸内7番と新西国31番の両方を兼ねている。
 赤穂城から駅のほうへすすんだところ。赤穂浅野家菩提寺、47士の墓をはじめゆかりの品々などいろんなものがあった。
 これは、47士の墓。
兵庫県赤穂市加里屋1992

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新西国32番斑鳩寺

2004年12月4日
聖徳太子創建。姫路市の西隣、太子町にある。子供の時から一度は来たいお寺だった。念願かなってというところ。
兵庫県揖保郡太子町鵤709

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新西国33番瑠璃寺

2004年12月4日
山中に点々とお堂が建っている。本堂は一段高いところにあって、一息に見渡せる。
 ここは兵庫県の北西端近く、ちぐさスキー場の手前、南光町舟越山にある。ひまわりの里南光町は現在共産党員町長の町。ここも一度来て見たかったところだ。「るり寺」とひらかな表示が多い。
兵庫県佐用郡南光町船越

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新西国33観音満願達成

2006年10月10日
 やっと新西国33観音、廻り終えることができました。客番を入れて38ヵ寺です。思えば2004年12月初めからですから、およそ1年と10ヶ月かけたことになります。最初に姫路近くの32番斑鳩寺へ参ったこと、兵庫県北の33番瑠璃寺で、こんな山奥にこんなにもいいお寺さんが・・・と驚いたことを思い出します。
 斑鳩寺は聖徳太子のお寺でしたが、この「新西国」には廟所のある客番叡福寺をはじめ聖徳太子ゆかりのお寺さんが多いのも特徴でした。聖徳太子さんについていろいろ勉強させていただきました。
 そして瑠璃寺で驚いてはいけません。この新西国、近畿地方の有名寺院がいっぱい入っていたのです。1番の四天王寺を皮切りに、5番道成寺、9番飛鳥寺、18番延暦寺、19番鞍馬寺、そして斑鳩寺・・・・と枚挙に暇のない全国的有名寺院の集合が「新西国」だったのです。一般に観音めぐりの人は西国とは比べられませんが、それぞれのお寺さんに、多くの参拝客がありました。一般参拝者の数では西国のお寺さんをはるかにしのいでいるのではと思われました。
 ともあれ、客番を含めて38ヵ寺、ありがとうございました。
 これで、西国33、瀬戸内33、中国37(含特別)、新西国38(含客番)と、141ヵ寺です。途中の坂東と秩父を入れると160近くになるでしょう。誰かさんのように、1000ヵ寺というようにはいきませんが、西国の2回目も挑戦中です。
 坂東と秩父、いつになるかわかりませんが、まあゆっくりと廻らせていただきます。

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新西国33観音めぐり