「遊放ぶらり旅」のページへ戻る             上の写真はクロード・モネの睡蓮・オランジュリー美術館(部分)
パリの文化に深~くつかって来ました1
エッフェル塔と凱旋門

ーー目次ーー

 昨年は私たち海外旅行不作でしたが、今年は2度目が巡ってきました。「2度目のフランス「パリ編」 モニターツアー5日間」という阪急交通社のツアーに参加したのです。
 ツアータイトルとは違い、初のヨーロッパ。まして「芸術の都パリ」です。先日競技ダンスで昇級が決まったばかりの私たち。そのお祝いもかねて、うきうきとした出発でした。
 そしてその最初が、右の「夜明けのエッフェル」だったのです。素敵でしょう?

重ーい?エッフェル塔

 このエッフェル塔、もちろんパリ万博のために建設された塔で、1889年(明治22年)竣工だそうです。東京タワーの完成が1958年であることを考えると、何と70年ほども前にこういうとんでもない建造物を建てたパリっ子の意気込みは凄かったのだなーと。
 ガイドさんの説明では「これは鋼鉄ではなく鍛鉄でできています。鉄の量は7,300トン」だそうでした。あとで知った東京タワーの鋼材の量(約4、000トン)の2倍近い鉄材が使われたのです。
 東京タワーが70年後の技術で、鉄を少し節約?できたのかもしれませんが、明治のあの時代にこんな建造物が現れたということに、技術屋のはしくれである私も驚きを禁じえませんでした。

 ところで、今回のツアー、パリでのガイドさんはMさんという男の方でした。このMさんすごい博識で、バスでの移動中もずっとしゃべりっぱなし。パリの歴史から美術史、ギリシャ、ローマとのつながり、1つ1つの作品評価、etc・・・。バスを下りたらみんなイヤホーンで聞いていたのですが、興味はあっても知識はゼロという私にとっては素晴らしいのなんの。まるで大学の講義を聴きながらのパリツアーでした。

凱旋門は4つ以上ありました

 次は有名な凱旋門です。もちろんナポレオンが戦勝記念で作るのを命じた門ですが、完成したのはずっとあとで、ナポレオンは死んだあとやっとこの門を「お棺」に入って通ることが出来たという門です。
 西洋文明の例に倣って、これも石を積み上げた巨大なもの。またあちこちと彫像で装飾された素晴らしいものでした。

 で、このシャッルル・ドゴール・エトワール広場にある凱旋門は「エトワールの凱旋門」。もう一つ、ここから南東に直線的に行ったところ、ルーブル美術館の正面にあるのが「カルゼール凱旋門」。また逆方向の直線状に超高層ビルとして建てられ、門の形をした「新凱旋門 グランダルシュ」。そのほかパリだけでも「サン・ドニ門」「サン・マルタン門」など4つ以上存在するようです。

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